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2023.02.24

【海洋教育見聞録】鹿児島市立桜峰小学校

寺山公園展望台から望む桜島
[ 2022.10.2撮影 ]

 私たちを出迎えてくれたのは、桜島よろしくマグマのように熱く止め処無い語りの教頭 永田洋一さんと、錦江湾のように穏やかな校長 大迫 誠さん。イルカが泳ぎ(桜島に渡るフェリーから見えた!)、雄大な桜島を受け止める錦江湾を眼下に望む、鹿児島市立桜峰小学校(2021~2022年度 単元開発部門 採択校)での活動をお聞きした。

 桜峰小は全校生徒数27名が複式学級で学ぶ極小規模校で、3~6年生が総合的な学習の時間を中心に「錦江湾・桜島博士になろう」と題し海の学習を行っている。桜島の孤島「新島」探検、保護者と連携し行うシーカヤック、錦江湾のブリと桜島大根でブリ大根作りプロジェクト、鹿児島国際大学経済学部の学生や東京都渋谷区の神南小学校との交流(桜島大根プロジェクト)などを通じて、ふるさと錦江湾の学びを深めている。

桜峰小の校舎から望む錦江湾
[ 2022.10.4撮影 ]

 桜峰小で年々パワーアップしながら充実した海の学びが展開できているのは、マグマ教頭永田さんと錦江湾校長大迫さんの存在、そして彼らが次々実現している学校改革の影響が大きい。ICTを活用して、教員間のフラットな連携や明るく開かれた教室などシームレスな学校づくりが進められている。職員会議や宿題がほとんどないということも驚きだ。

 実は2026年度から桜島の小・中学校は統合され義務教育学校を新設する計画が進められている。「新しい学校でも海の学びが続くようにと計画を練っている」と話す永田さん。彼の熱い想いとともに、海の学びが新たな学校でも引き継がれていくことだろう。[嵩倉美帆・赤見朋晃(海洋教育パイオニアスクールプログラム事務局)]

左から、永田 洋一 教頭、嵩倉、赤見、大迫 誠 校長
[ 2022.10.4撮影 ]


【鹿児島市立桜峰小学校の活動】
2022年度 単元開発部門「わたしたちの生きる島「錦江湾・桜島博士」になろう!」※乞うご期待!!!
2021年度 単元開発部門「わたしたちの生きる島「錦江湾・桜島博士」になろう!」

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