ニュース&トピックス

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2020.09.12

2020(令和2)年度 九州地域海洋教育連絡協議会「オンライン博多会議」が開催されました。

2020年9月8日(火)14:30-17:00に、2020(令和2)年度 九州地域海洋教育連絡協議会「オンライン博多会議」が開催され、九州沖縄地域における海洋教育パイオニアスクール採択地域や採択校の実践発表が行われました。各発表は主に以下のような内容でした。

・大牟田市:大牟田市立天領小学校、みなと小学校、駛馬小学校、天の原小学校の4校が、それぞれ森川海から学習を深めていくデルタ型海洋教育

・唐津市:唐津市立佐志小学校、入野小学校の地元の海や漁業、文化(人形浄瑠璃や祭り)を活かした学習活動

・竹富町:副読本の開発状況、竹富町立浮船小学校の少人数学校での取り組み(海洋教育により子どもがこのままではダメだと気付いたことや夜の海に浮かんでの星空観察等、印象深い発表でした)

・糸満市:きちんと明文化された海洋教育の4方針や、体験学習と探究学習のバランスのとり方

オンライン博多会議の様子

発表後の質疑応答では、新型コロナウイルスへの対応、漁業者との協働、地域学習とより広い地球規模への展開、海があまり好きではない教員はどうするか?等、様々に意見交換がなされました。

最後に東京大学海洋教育センターから、子どもに海を意識させることの重要性、体験から探究へ、資質・能力の育成だけではなく行動変容へ、地球規模のサイエンスへの繋がり、人形浄瑠璃や祭り等の文化や様々な面からの海へのアプローチ、幼小中高の連携によるゆとりのある海洋教育等について講評やアドバイスが行われました。

また、19時からはオンラインで懇親会が行われました。次の唄は、懇親会参加者のみなさんが詠んだ連歌です。九州沖縄地区における海洋教育のさらなる展開が楽しみです。(文責:海洋教育パイオニアスクールプログラム事務局 赤見)

野分すぎ
海かき混ぜて
豊かなる
こどもつながり
結びの海かな

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