2012年
事業
日米若手戦略家フォーラム
事業実施者 | 笹川平和財団 米ジャーマン・マーシャル基金 (米国) |
年数 | 1/3 |
形態 | 自主助成委託その他 | 事業費 | 13,045,988円 |
事業概要
本事業は、日米を中心に、民主主義諸国を代表する若手の外交・安全保障、経済の専門家を対象に実施する研修事業である。2011年にパイロット事業として実施した「日米多国間若手戦略家研修」の成果を踏まえ、本年度より3年間継続して実施する。
本研修は、参加者の戦略的思考能力の育成と日米同盟を軸とする民主主義諸国の連携強化を目的とし、毎年1回日米同盟をテーマに開催する。
本研修は、参加者の戦略的思考能力の育成と日米同盟を軸とする民主主義諸国の連携強化を目的とし、毎年1回日米同盟をテーマに開催する。
実施計画
3年継続事業の初年度である本年度は、以下の活動を実施する。
- 「日米多国間若手戦略家研修」の開催:
日米を中心に、アジアと欧州の民主主義国を代表する外交・安全保障と経済分野の若手専門家約20名が、4泊6日の日程で日本を訪問する。参加者は、応募申請書類による書類審査を経て選定する。研修には、助成先の研究員およびプログラム・コーディネーターのほか、研修の指導官を務める米国の大学教授が同行する。
日本滞在中は、以下の4つの活動を実施する。
- 指導官による講義の受講
- 国家戦略の立案、資源配分、危機対応の要素を組込んだシミュレーションの実施
- 在日米軍基地への訪問
- 日本の政府関係者、専門家、および在日米大使館関係者との意見交換の実施
- 若手戦略家論文の執筆:
研修後、参加者の一部は、研修の成果を踏まえて研修テーマに係る小論文/ショートペーパーを単独あるは共著で執筆する。
事業成果
本事業は、日米若手専門家の戦略的思考能力と問題解決能力を強化し、民主主義諸国から成る多国間の枠組みにおいて指導力を発揮することを目指すものです。2012年度から毎年1回開催する「多国間若手戦略家研修」ではアジアと欧州の民主主義国を代表する25歳~39歳の約20名の若手専門家を日本に4日間招へいし、(1)戦略に関する講義、(2)国家戦略の立案、資源配分、危機対応の要素を組み込んだシミュレーションゲーム、(3) 在日米軍・自衛隊基地施設の視察、(4)日本の政府関係者や専門家との意見交換を含む活動に参加しました。本研修の指導官はプリンストン大学のアーロン・フリードバーグ教授が務め、一部の参加者は成果を「若手戦略家論文シリーズ」の一環として執筆し、発表しました。

戦略を練る参加者ら(左)、イージス艦視察のブリーフィング(右)