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一般事業 特定地域の理解促進~米国との交流事業

2012年
事業

米国防衛予算とアジアの安全保障

事業実施者 笹川平和財団
ブルッキングス研究所(米国)
年数 2/2
形態 自主助成委託その他 事業費 12,583,931円
事業概要
本事業は、米国の財政赤字削減のための軍事防衛予算削減の可能性に関して、日本を含む同盟国への影響等を含めて議論し、成果を出版することを目的とする。本事業はブルッキングス研究所上級研究員のマイケル・オハンロン博士が中心となり、米国が現在の経済的危機を打開し長期的に国力を維持するためには、短期的にはある程度計算されたリスクを負う必要があるという前提に立ち、そのリスクの1つとして防衛費の削減が議論されている。
初年度の実績としては、米国が防衛政策・防衛費で具体的にどのようなリスクを負うべきか、概念的かつ戦略的に考察し、戦略的選択肢を示す本を執筆し、出版した。
 2年目となる本年度は、出版成果を土台として、米国の防衛予算削減の日米関係、日米同盟への影響を議論する日米の専門家会合、一般公開イベントを東京で開催するとともに、更なる議論喚起のための執筆活動も行われる。
実施計画
2年継続事業の2年目となる本年度は、以下の活動を実施する。
  • 東京会議の開催(2012年5月、於 東京)                              
    ブルッキングス研究所のマイケル・オハンロン博士(上級研究員)他3名程の米国人専門家が来日し、(1)日本人の防衛、外交問題専門家(研究者、実務家)との非公開ワークショップ、(2)公開イベント、を東京で開催する。
    東京会議においては、オハンロン博士によって執筆され、昨年秋に出版された『The Wounded Giant: America's Armed Forces in an Age of Austerity』の成果を土台として、日米関係、日米同盟およびアジアへの影響を中心に議論を行う。
    また、オハンロン博士は、東京会議の成果と最新の政策動向なども踏まえて更に議論を深化させ、多様なメディアを通じた発信を行う等、ブルッキングス研究所での活動として、本件の更なる成果の普及活動を実施する予定。
事業成果
公開セミナーでのマイケル・オハンロン博士

公開セミナーでのマイケル・オハンロン博士

米国の防衛費削減政策についての具体的オプションと、日米同盟を含むアジア太平洋地域の安全保障への影響を研究し、成果を発表しました。2012年度には、マイケル・オハンロン博士の著作"Wounded Giant: America's Armed Forces in an Age of Austerity"を基に東京で会議を開き、米国防衛費削減政策の日本への影響などを議論したほか、「アジア太平洋地域における米軍の将来と展開」をテーマにした公開セミナーも行われました。

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