1. ホーム
  2. 事業紹介
  3. 事業一覧
  4. 平和構築のための南タイ・ミンダナオの人々の連携強化

一般事業 平和と安全への努力~安全保障・平和構築

2011年
事業

平和構築のための南タイ・ミンダナオの人々の連携強化

事業実施者 国際対話イニシアチブ(フィリピン) 年数 2/3
形態 自主助成委託その他 事業費 7,343,900円
事業概要
本事業は、南タイとフィリピン・ミンダナオの NGO 間での連携促進を支援することにより、南タイの市民社会の発展と、東南アジア域内の市民社会の協力体制を強化することを目的とする。
実施計画
3年継続事業の2年目となる本年度は、以下の活動を行う。
  • インターンシップ・プログラム
    初年度立ち上げた南タイとミンダナオのインターンシップ・プログラムを継続する。南タイから4名をミンダナオへ4ヶ月間派遣し、滞在期間中に同地での平和構築の実践例や英語を学ぶ機会を提供する。一方で、ミンダナオからも2名を南タイへ2ヶ月間派遣し、現地事情の理解向上を目指す。
  • 南タイ市民社会強化と元インターンに対する活動支援
    初年度インターンシップ・プログラムに参加し、南タイに帰国した元インターンらが実施する活動を支援する。具体的には、彼らが現地の市民団体と議論を積み重ね、「Peace Agenda」を作成する活動などが対象となる。
  • 東南アジア域内の市民社会の協力体制強化
    APSOC(Asia Pacific Solidarity Coalition)の加盟団体、南タイと類似の平和構築の課題を抱えるミンダナオ、西パプア、アチェ、東チモールの市民社会団体、タイの市民社会関係者らを招いて7月頃にバンコクで国際会議を開催する予定。
事業成果
ともに紛争地である南タイとミンダナオ(フィリピン)の市民社会の間で連携を深め、社会発展・平和構築への協力体制の構築を目指す事業です。両地域とも、イスラム教徒の自治権を争点とする紛争が続き、直面する平和構築の課題や活動に共通点が多いものの、経験を共有する機会が少ないことから企画されました。本年度は、ミンダナオから2名、南タイから4名を相互派遣し、市民社会連携の基盤づくりに取り組みました。南タイに派遣された2名は、現地の大学やNGOなどと協力し、南タイの参加者向けに人権や平和構築に関するワークショップなどを行いました。ミンダナオに派遣された4名については、英語力の研修に加え、人権の基本的概念、平和構築や紛争解決の理論と実践について学びました。
また、2011年9月には、南タイのハジャイで国際会議を開催し、平和構築のための課題克服の戦略づくりを行いました。

ページトップ