2011年
事業
境界地域研究ネットワークJAPANの設立
事業実施者 | 北海道大学スラブ研究センター(日本) | 年数 | 2/3 |
形態 | 自主助成委託その他 | 事業費 | 12,500,000円 |
事業内容
本事業は、日本の国境圏域が抱える政策・実務的課題に対し、地方自治体関係者や研究者が効果的に取り組むために、「境界地域研究ネットワーク JAPAN」を立ち上げ、両者の経験共有や連携を推進することを目的とする。
実施計画
3年継続事業の2年目となる本年度は、以下の活動を実施する。
- 実務家会合の開催
自治体関係者、省庁関係者ら実務家による定期会合を計3回開催する。
(4-5月 開催予定地:沖縄県与那国町、9月 開催予定地:稚内市、2012年1月 開催予定地:東京) - 2012年度 BRIT 福岡-釜山招致準備
2012年度のBRIT(Border Regions In Transition)世界大会の招致を目指し、開催候補地としての福岡・釜山市の魅力を世界の研究者にアピールするため、9月にジュネーブ・グルノーブル(2都市での移動開催)で行われる2011年大会に福岡・釜山市の自治体関係者・研究者を派遣する。 - 「境界地域研究ネットワークJAPANの立ち上げ」シンポジウム
グローバルCOE事業「境界研究の拠点形成」と連携し、海外の主要な境界地域研究者、日本人研究者・実務家を招き、日本の境界自治体が直面する課題を世界の境界地域研究の潮流の中で議論するシンポジウムを11月末に北海道大学で開催する。またこの機会を活用し、将来的な学会設立を目指して、ネットワークの組織化に取り組む。
事業成果
本年度は、2011年5月に沖縄県八重山郡与那国町、2012年1月に東京都小笠原村で実務家会合を開催し、境界自治体の法制度をめぐる問題、超広域経済圏の可能性などについて議論を行いました。また、2011年11月には、札幌で境界地域研究ネットワークJAPAN(JIBSN)設立へ向けた会合を開催し、JIBSN規約の承認、参加組織の確定、幹事組織の推薦が行われました。