広島 公立 単元開発 2025年度
呉市立豊小学校
「みかん船」を活用した瀬戸内海における柑橘産業についての地域教育活動
実施単元
1. 「みかん大使への道!」[5・6年](総合的な学習の時間)
2. 「みかん大使への道!」[5・6年](総合的な学習の時間)
3. 「みかん大使への道!」[5・6年](総合的な学習の時間)
取り組みの概要
本取組は、かつて瀬戸内海で温州みかんなどを運搬していた「みかん船」を題材に、地域の歴史や産業の変遷、そして人と海との関わりを学ぶことを目的とした学習活動である。広島県呉市大崎下島を拠点に、地域の事業者や住民、学校、事業者等が連携し、児童が実物の船や地域の語り部との交流を通じて、地域文化の理解を深める授業を実施した。
授業は全3回の構成で、第1回2回(10月7日)では、かつてのみかん流通の仕組みや瀬戸内の海運文化を学ぶ座学に加え、港に係留された実物のみかん船を見学するフィールドワークを実施した。第3回(10月14日)では、瀬戸内海の航路や島々を結ぶ物流の意義をテーマとした講話と、児童自身が学びや気づきを共有するふりかえりの時間を設けた。これらの活動を通じ、児童は地域の歴史を「知識として学ぶ」だけでなく、「体験を通じて感じる」ことの大切さを実感する機会となった。
また、授業の企画運営には地域住民や元船員、みかん農家など多様な立場の人々が関わり、世代間交流の場としても機能した。児童にとっては地域の大人から直接話を聞く貴重な学びの時間となった。
本取組を通して、地域の子どもたちは「自分たちの島が海と共に歩んできた歴史」を実感し、ふるさとへの誇りや関心を高めることができた。今後は、今回の成果をもとに学習内容を発展させ、より多くの地域や学校と連携した「海と生活文化をつなぐ学び」の継続的な実践を目指している。


