和歌山 公立 単元開発 2025年度
和歌山県立串本古座高等学校
エコバッグプロジェクト ~海洋ゴミを減らすために~
実施単元
1. エコバッグ作成プロジェクト[3学年](文化共創探究)
2. 持続可能な生活を営む[1学年](家庭基礎)
3. 服の管理と着装[1学年](家庭基礎)
取り組みの概要
和歌山県串本町は三方を海に囲まれた地域であり、海に関わる仕事に従事する家庭も多く、釣りやマリンスポーツなどの活動が盛んである。また、ロケット発射の見学地でもある田原海水浴場では、生徒がボランティアとして清掃活動に取り組むなど、日常生活の中で海は非常に身近な存在となっている。
本校では、こうした身近な海の将来について考えさせるとともに、海洋環境を守ろうとする意識を育成することを目的として、本活動に取り組んだ。
文化共創探究の授業においては、エコバッグ作成プロジェクトを通して、SDGsやブルーカーボン、海洋環境の保全、持続可能な社会の実現に向けた基礎的な知識・技能の理解を図った。さらに、それらの知識・技能を具体的な行動につなげる活動として、エコバッグの作成や地域への啓発活動を行い、思考力・判断力・表現力の育成を図った。また、環境問題に粘り強く取り組もうとする態度などの資質・能力を養うことができた。加えて、生徒が自ら作成したエコバッグ等について、日本語に加えて英語でも表現・発信する活動を行い、学んだ内容を主体的に伝えようとする実践的な態度や、コミュニケーション能力の育成を図った。具体的には、串本町の海洋環境について学習することで、地域の海の素晴らしさを再認識させ、現状を守るために地元の高校生として何ができるのかを考えさせた。SDGsの視点を踏まえ、不要になった着物や衣服、古着などを活用したエコバッグ作成に取り組んだ。
その成果として、3月に実施されたカイロスロケット3号機打ち上げ応援見学会場にブースを設置し、「海洋環境を守ろう」をテーマとしたチラシを日本語および英語で作成・配布した。また、生徒が作成したエコバッグを来場者に無料配布し、海洋環境保全への啓発活動を行った。
家庭基礎の授業では、「持続可能な生活を営む」の単元において、オーストラリア東海岸における環境汚染問題の解決に向けた草の根的な取組である「ブーメランバッグ」を取り上げ、身近な行動が環境保全につながることを学習させ、一人一人の力の重要性について理解を深めさせた。
また、「服の管理と着装」の単元では、日本に古くから受け継がれてきた着物の着回しの文化について学習した上で、不要となった着物や衣服を活用し、手縫いによるエコバッグの作成に取り組ませた。これにより、環境に配慮した生活を実践する態度を育成するとともに、基礎的な縫製技術の習得と技能の向上を図った。







