プログラム概要

プログラム概要

三重 公立 単元開発 2025年度

志摩市立志摩小学校

身近な環境や自然とのかかわりあいについて考え、よりよい環境にしていくために行動する子どもの育成

実施単元

1. 健康なくらしを守る仕事~清掃センター、浄水場の見学を通して~[第4学年](社会科)
2. わたしたちの食生活を支える食料生産~伊勢海老刺網漁体験を通して~[第5学年](社会科)

取り組みの概要

5年生社会科の単元「わたしたちの食生活を支える食料生産」では、小単元に「水産業のさかんな地域」があり、日本の水産業における食料生産について、漁の作業工程、人々の協力関係、技術の向上、輸送、価格や費用などに着目して、地図帳や各種資料で調べて、まとめ、水産業に関わる人々の工夫や努力をとらえるとともに、漁獲やそれらに関わる人々が国民生活に果たす役割を考え、表現することを通して、水産業に関わる人々は生産性や品質を高めるように努力したり、輸送方法や販売方法を工夫したりして、水産物を消費地に届けるようと努力していることなどを理解できるようにするのが目的である。

その中で、生活排水や工場排水などが海に流れていき、海水の栄養分が多くなることによって発生する「赤潮」のこと、養殖業の薬品やエサによる海洋汚染のこと、SDGsの目標14「海の資源を守り、たいせつに使おう」に関連したことを学習してきた。そして、漁獲量が減少している原因を自然学校(ネイチャークラブ)や漁業関係者に聞いたり、実際に海上に出向き見たりすることで実感してきた。また、温暖化についても学習課題に取り上げ、時事問題としてカキ養殖の不漁やあおさのり変色など、志摩市に関係がある地元食材についても学ぶことができた。

令和7年11月9日(日)に「第44回全国豊かな海づくり大会」が志摩市で開催され、天皇皇后陛下をお迎えし、豊かな海についての考えを深めるとともに、志摩町で行われた作品展や志摩市で行われた「鳥羽志摩子ども作品展」には、図画工作の時間に伊勢海老を描き、出品した。
志摩市は観光に力を入れており、志摩市のゆるキャラも海女の格好をした「しまこさん」とあおさのりを表現した「アオサ-」である。志摩市の豊富な水産物を観光に生かす取組についても子どもたちは考え、学んできた。これらの学習を通して、次世代につながる豊かな海になるよう、誇れる志摩市になれるように取組を進めた。

4年生社会科の単元「健康なくらしを守る仕事」では、小単元に「ごみのしょりと活用」「くらしをささえる水」があり、いずれの小単元でも、地域の人々にとって必要な廃棄物の処理や飲料水の確保についての対策や事業が、計画的、協力的に進められていること、またこれらの事業や対策が、健康な生活や良好な生活環境の維持と向上に役立っていることを、見学・調査したり活用したりして調べ、考えることを学習内容にしている。

「海岸をおおう海のごみ」「プラスチックごみによる被害を受けた海の生き物」の写真から、捨てられたごみの多くがプラスチックごみであることや、プラスチックごみが、海を汚すだけでなく、生きものや環境にも影響を与えることに気付いた子どもたちは、4か月ごとに行われる「志摩夢まちサポーターズ」の呼びかけによる「志摩町海岸クリーン大作戦」にボランティアとして参加している。(数人)

また、ごみ問題を考える上で、SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」で、海は、私たちが生活するうえで欠かせない大切な資源であるが、海洋汚染や富栄養化、二酸化炭素の廃棄による海洋の酸性化など、水域の環境は大きく悪化していることを学んだ。さらには、直径5mm以下の微細なマイクロプラスチックは、海流に乗って世界中の海に拡散し、海洋生物だけでなく、人体にも影響をもたらすことを学んだ。

そして、ごみの焼却により空気中に出た有害物質が雲となり、山や森林、湿地、川、湖などの水に関わる生態系を脅かすことになることも理解できた。SDGs目標「6 だれもが安全な水を利用できるようにし、ずっと管理していけるようにしよう」と関連付けて、自分たちができることは何なのか考えることができた。さらには、森林が保たれていることで、豊かな水が海へ流れ、栄養豊富な海へとなることも学習した。

(1) 自然学校の話
(2) シーカヤック体験
(3) 伊勢海老刺網漁
(4) 伊勢海老お話
(5) 伊勢海老の絵
(6) 清掃センターの話
(7) 浄水場の話
 

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