プログラム概要

プログラム概要

岐阜 公立 単元開発 2025年度

藍川北学園

長良川システムを探究する独自教科「わかあゆ学」における海洋教育の推進

実施単元

1. わかあゆ物語を披露しよう[5年生](総合的な学習)

取り組みの概要

今年度4月に義務教育学校として開校した本校は、探究的な学習として独自教科「わかあゆ学」を位置付けている。「わかあゆ学」は、1年生から9年生までの9年間を通して「リアルに生きるを学ぶ」ことをテーマに展開されるカリキュラムであり、岐阜市教育委員会が推進する重点施策「ぎふMIRAI's」の深化版として構想されている。
5年生のわかあゆ学は、川漁師・平工さんとの出会いから始まり、子どもたちが鮎や長良川の自然、そして地域の文化について深く学び、それらを劇『わかあゆ物語』として表現していく学習である。

最初に平工さんから鮎の生態や長良川の環境について話を聞き、本物の鮎に触れたことで、子どもたちは鮎が岐阜市の宝物といわれる理由を実感するようになった。また、平工さんから「鮎の一生を劇で表現してほしい。」という提案を受けたことが、学習の大きな方向づけとなった。
その後、子どもたちは鵜飼の見学や稚鮎の放流といった行事に参加し、鮎と人々の暮らしのつながり、鮎の一生の一部を体験的に学んだ。こうした経験を通して、鮎を中心とした長良川の自然や文化への理解が深まっていった。
学習の途中では、スローガンについて話し合い、「鮎について語れる児童になる。」「鮎の一生をこだわって表現する劇にする。」といった目標を自分たちで設定した。また、長良川の清流を支えているのは鮎だけではなく、モクズガニなど多様な生き物が関わっていることにも気づき、川の自然環境についての視野を広げていった。
劇『わかあゆ物語』の制作では、平工さんから聞いた話や自分たちで調べたこと、鵜飼や放流の体験をもとに、鮎の一生を第一部(夏?冬)と第二部(来春?来夏)に分けて構成した。劇づくりの過程では、スローガンをもとに「劇の良さや課題」「自分たちが頑張るべきこと」について話し合い、よりよい表現を目指して改善を重ねた。さらに、平工さんに劇を見てもらい専門的な視点からアドバイスを受けたり、オペラに取り組む加納小学校の児童と交流したりすることで、表現の質を高めていった。
完成した劇は、「鮎の魅力をたくさんの人に伝えたい」という子どもたちの願いから、全校や地域の人々に向けて発表された。学習の最後には、子どもたちは「鮎は困難を乗り越えて川に戻るたくましい生き物である」「長良川には鮎以外にも多くの生き物がいて清流を支えている」といった気づきを振り返り、岐阜市の宝物を大切にしたいという思いを深めていった。
年度末には、学習のまとめと下学年への引き継ぎを兼ねて長良川の様子を調査し、活動を終了した。

1. 平工さんとの出会い
2. 鮎に触れる
3. 稚鮎放流
4. 長良川での活度
5. 加納小児童との交流(1)
6. 加納小児童との交流(2)
7. わかあゆ物語(1)
8. わかあゆ鮎物語(2)
9. 下学年への引継ぎ
 

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