神奈川 公立 単元開発 2025年度
横浜市立幸ケ谷小学校
楽しもう つながろう 幸ケ谷の海2025
実施単元
1. 干潟いきいきプロジェクト~海の生き物のためにできること~[4年](総合)
2. We tell the charm of fish ~海のめぐみ 魚のみ力~[4年](総合)
3. きれいな海と海洋ごみの未来をつくろうプロジェクト[4年](総合)
取り組みの概要
≪4年1組の事例から≫
4・5月、子どもたちは「今年度育てたい力」と、そのために取り組みたいテーマについて考え、「海」を中心教材として扱うことを決めた。
6月には、「このまちの海」について学ぶためにゲストティーチャーを招いた。その話から、「横浜市の海岸線の中で『干潟』は1%しかないこと」「幸ケ谷の海の近くにある『高島水際線公園』には、市民の親水を目的としてつくられた干潟があるが、ヘドロ化やアシの密生が進み、十分に活用できていないこと」を知った。
夏休みが明けると、ゲストティーチャーとともに高島水際線公園の調査を始めた。子どもたちは、「生き物調査(10年前と比べて生き物が減っていること)」「ヘドロ化した砂をきれいにする方法」「生き物がいきいきと過ごすための環境」について、学級にミニ干潟をつくったり、きれいな山砂を植木鉢に入れて海へ沈めその経過を見たりするなどしながら追究を深めていった。
その過程で、ヘドロ化した砂を改善するためにも、市民にこの場所の存在と保全の必要性を伝えるためにも、費用が必要であることに気づいた。そこで、11月にまちで行われる「神奈川宿フェス」で、アシを使ったフィンランドの伝統飾り「ヒンメリ」を作り、販売する企画を立てた。フェスの運営の方々も子どもたちの意図を理解し、会場に「募金箱」を設置してくださった。結果として、ヒンメリの売上金(約9,500円)と募金額(約35,000円)が集まり、この取り組みの予算となった。活動はタウンニュースにも掲載された。
神奈川宿フェスでは、ある企業(株式会社コスモスイニシア)が子どもたちの話を聞き、名刺を渡してくれた(これは教師が意図的に設定したシチュエーションであった)。その企業とコラボレーションし、幸ケ谷の海に「オブジェ」を作ることが提案された。オブジェには、マイクロプラスチックや海に流れ着くプラスチックごみを活用することにした。
全校や地域に協力を呼びかけ、企業と何度もデザインのやり取りを重ねた。また、東京農工大学のゲストティーチャーにも相談し、企業によるワークショップも開催していただいた。単元の終末には、オブジェの完成と披露を行った。
さらに、パシフィコ横浜で行われた「釣りフェス」でも、子どもたちは自分たちの活動を発信した。






