岩手 公立 単元開発 2025年度
釜石市立釜石小学校
サケの学習を通して学ぶ地域文化の継承と海洋環境(2年目)
実施単元
1.「釜石PR大作戦」(鉄と魚とラグビーのまち)[5年生](総合)
取り組みの概要
1.「魚の学習」
齊藤孝信氏(岩手大学三陸水産研究センター特任専門職員)、佐藤望氏・工藤りお氏(ともに岩手大学大学院生)を招聘し、学習会を行った。最初に齊藤氏から、「いわての漁業の課題」という演題で、漁業や養殖業の生産量の推移、県内のサケの回帰尾数と放流尾数の推移、海水温の変化について説明を受けた。次に佐藤氏から「サケの生活」という演題で、サケの回遊ルート、母川回帰の習性、体色が変わる理由について説明を受けた。最後に工藤氏から「サケを獲る定置網漁業」という演題で、釜石湾での定置網による漁業について映像をもとに学んだ。
2.「施設見学」
岩手県水産技術センターと岩手大学釜石キャンパスを訪問し、齊藤孝信氏(岩手大学三陸水産研究センター特任専門職員)、金子愛佳氏・工藤りお氏(ともに岩手大学大学院生)による学習会及び施設見学を行った。最初に水産技術センターで、金子氏により施設の紹介として、施設内の展示物の説明を中心に、当センターの主な業務、サケやウニ・アワビ・ホタテ等の水産物の漁業及び養殖について学んだ。次に場所を岩手大学釜石キャンパスに移し、研究のために飼育しているウニ等の見学をした。その後、映像による学習として、釜石魚市場での水産物の水揚げやセリの様子と、釜石市が力を入れているサクラマスの海上養殖についての学習を行った。
3.「新巻き鮭づくり」
宮田小百合氏(岩手県水産技術センター職員)に依頼し、新巻きザケづくり体験を行った。最初に宮田氏による説明と実演により作業内容を確認し、(1)ぬめりとり、えら・内臓の除去(2)血合いの除去と洗浄(3)施塩(4)漬け込みの順で作業を行った。その後、齊藤孝信氏(岩手大学釜石キャンパス特任専門職員)による説明を受けた。温暖化の影響で県内産のサケの入手が困難であること、地域に古くから伝わる新巻きザケづくりは、先人たちの知恵により受け継がれてきたものであることを知り、サケの回帰率と環境との関わりや地域文化の継承という観点から貴重な体験となった。










