プログラム概要

プログラム概要

鹿児島 私立 単元開発 2024年度

希望が丘学園鳳凰高等学校

「深海魚」で学ぶ生物学 ~地域資源としての深海魚とVR(仮想現実)で学びの広がりをつくる~

実施単元

1. VR技術を活用して3D深海魚図鑑をつくる[2年](理科・総探)

取り組みの概要

南さつま市周辺の海域は沼津に面する駿河湾と似た海底地形をしており、昭和40年代から続く深海性のエビであるタカエビ(和名:ヒゲナガエビ)漁で多くの深海魚が混獲されるがこれまで利活用が進んでおらず、深海魚はただ廃棄される存在であった。それらをどうにか活用できないかと、令和3年度から南さつま市では深海魚の産地形成・ブランディング事業が立ち上がり、本校も初年度からこの事業に課外活動を中心として参画してきたが授業に落とし込めていなかった。

本実践では、南さつま市で水揚げされる深海魚を授業の教材として活用する試みに挑戦した。授業は理科(生物基礎)や総合的な探究の時間と連携させておこなった。

生物の授業では、生物の多様性やエネルギーの生産、体内環境、生態系と絡めて深海魚を題材として取り上げ、生物基礎の内容を学びながら南さつま市で水揚げされる深海魚について学ぶ機会をつくった。また、総合的な探究の時間では生物基礎の内容を踏まえ、XR(クロスリアリティ)やモバイルスキャン技術を用いた活動を展開した。特に、モバイルスキャンの技術が年々発展しており、生徒が普段使用しているデバイスでも比較的簡単に3Dデータを作成できるようになっている。授業では深海魚の3Dスキャンデータの作成に挑戦し、そのデータをどのように活用したら多くの人に南さつま市の深海魚について知ってもらえるかについて考えてもらった。また考えたアイデアを具現化して、市役所のギャラリーで展示もおこなった。

1南さつま市の深海魚を3Dスキャン
2MetaQuest3を体験
3バーチャル上の深海魚を観察
1南さつま市の深海魚を3Dスキャン
2MetaQuest3を体験
3バーチャル上の深海魚を観察
1南さつま市の深海魚を3Dスキャン
2MetaQuest3を体験
3バーチャル上の深海魚を観察
1南さつま市の深海魚を3Dスキャン
2MetaQuest3を体験
3バーチャル上の深海魚を観察
 

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