プログラム概要

プログラム概要

佐賀 公立 単元開発 2024年度

唐津市立呼子小学校

海の町呼子、大好き!

実施単元

1.「呼子の海を守ろう」[3年](総合的な学習の時間)
2.「呼子の歴史を調べよう」[4年](総合的な学習の時間、国語科、音楽科)
3.「小友の浜海水浴場を活性化させよう」[5年](総合的な学習の時間)

取り組みの概要

本校では、「地域の人・こと・もの」と関わった活動を通して、地域の人々の願いや思いを知り、自分は「地域とつながっている」「地域に支えられている」などを実感させ、「ふるさと=呼子」を誇りに思う心を育てたいと考えている。
そこで、総合的な学習の時間を中心に、他教科とも関連付けながら、3・4・5年生で下記のような実践に取り組んだ。

3年生では、「呼子のいいところ見つけ」を目的として町探検を行った。呼子に、魚介類がおいしいという良さだけでなく、呼子大橋やジーラなど風光明媚なところであることも知ることができた。しかし、町探検をしていく中で、呼子のいいところである海がよごれていることに着目して、呼子の海を守るために自分たちでできることは何かを考えて活動を行った。
キャランコビーチの漂着ごみの清掃活動を通して、児童に身近な呼子の海が汚れている現状に目を向け、海岸の清掃活動を行った。しかし、ごみ拾いをしても数か月後には、またごみが漂着してしまうことや、自分たちだけではごみを拾いきれないとことがわかり、地域の人たちにこの現状を知ってもらうためにビーチクリーンを企画した。ビーチクリーンを成功させるために、子どもたちがビーチクリーンのことを地域の人たちに伝える宣伝係、ごみを使ってキーホルダーやアート制作をする制作係に分けかれて準備を進めた。ビーチクリーンを行い、ビーチをきれいにできただけでなく、呼子の海の現状についても多くの方に伝えることができた。ビーチクリーン後には、玄海町町民会館で「海洋養育玄海子どもサミット」に出席し、呼子小学校3年生が進めてきた海洋学習のことを報告した。

4年生では、呼子とかかわりの深いクジラについて焦点を当て、クジラ漁の歴異をさぐっていった。クジラの生態や現在の生き方について調べる活動を始め、呼子とクジラの関係が深いことクジラに関わる施設を見学することで児童たちの探究意欲が高まり、海が近く、漁業を身近に感じる環境である呼子への関心がさらに高まった。
昔、捕鯨の漁師が唄っていたとされるハイヤ節を習い、地域の行事やお祭りで披露した。捕鯨が盛んに行われていた小川島へ見学に行き、骨切り唄など、ハイヤ節以外の労働歌を知ることで、呼子全体で捕鯨が盛んであったことを理解していった。調べたことや得た情報を新聞でまとめて発表したり、スライドで学習内容をまとめたりして、小川小学校3・4年生との交流会で学習発表を行った。また、授業参観の折に、保護者への発信も行った。

5年生では、呼子町は古くからクジラ漁やイカの産地として栄えた港町である。自分たちが夏によく行くことが多い小友海水浴場に関心をもった。小友の浜海水浴場はごみが貯まりやすく、海水浴シーズンでないときはごみが多く、きれいな海とは言えない。自分たちが好きな小友の浜海水浴が、夏場はよく遊びに出かけているが、シーズン外だと行くことはほとんどないことに気づいた。海水浴シーズンが始まる直前に小友の浜海水浴場に出かけてみると、そのごみの多さに驚き、設備が古くなっていることに改めて気づき、小友の浜海水浴場へ出かけたことをきっかけに、海について気になったこと、調べてみたいことを様々な方法で調べ、小友の浜海水浴場をどうしてほしいかの提言を考えた。この調べたことと、提言をもとに、呼子公民館主催の地域交流会で発表を行った。

1ビーチクリーン1回目(3年)
2ビーチクリーン2回目(3年)
3ビーチクリーン本番(3年)
4海洋教育玄海子どもサミット(3年)
5加部島訪問(3年)
6中尾家屋敷見学 (4年)
7龍昌院見学 (4年)
8松浦漬 (4年)
9小川島訪問 (4年)
10ハイヤ節披露(4年)
11ビーチクリーン1(5年)
12ビーチクリーン2(5年)
13発表会(5年)
 

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