プログラム概要

プログラム概要

福岡 公立 単元開発 2024年度

福岡県立新宮高等学校

新宮高校理数科 新宮浜に関する研究活動

実施単元

1. 理数探究[2年](理数)

取り組みの概要

本校理数科2年生9名を主として、1年を通して新宮海岸に関する研究を実施する。本取組は、3年前からの継続研究であり、前年度までのデータを引き継ぐことに加え、新宮海岸の新たなデータを9名が考え記録していき、世界的にも問題となっている海に関する学習を進めていくことを目的としている。

実施内容は、大きく3つに分かれる。1つ目は、「データの採取と保存方法の確立」、2つ目は、「データをもとに高校生の彼らができることを考察する」こと、3つ目は、この取組を「校内だけでなく、校外でも発表し他の活動者と共有することで、生徒の海に関する知識を広げる」ことである。

データの採取に関しては、(1)砂浜の測量(2)昆虫採取(3)漂着物の採取を実施した。週に1時間しか授業がないため、部活動の合間や、休日を利用し、月に1度以上はデータ採取を実施し、同定作業などを行った。同定作業では、九州大学の方に助言をいただきながら進めた。生徒たち自ら、データをもとに新宮海岸の現状を伝えるために何が最適かを考え、砂浜の形状を、測量値をもとにBlenderを用い3D化することを決め、作成した。昆虫と漂着物に関しては、写真を撮り、種類ごとに分類した。結果をまとめる際も、各担当者で話し合いを重ね、スライドやポスターを作製できた。話し合いを重ねる度に、意見を活発に出し合うようになり、少しのアドバイスを与えるだけで彼らのみで完成させることができるようになっていた。また、今年度は、全国のシンポジウムでも発表することができ、そこでの意見交換や出会いもありこの研究を続けることの意義を再認識できたようで、自信をもってこの研究を続けることができたようだ。学習のまとめとして、論文を作成しこの学習を締めくくる。

01海での測量の様子
02外部での発表の様子
01海での測量の様子
02外部での発表の様子
01海での測量の様子
02外部での発表の様子
01海での測量の様子
02外部での発表の様子
 

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