愛媛 国立 単元開発 2024年度
弓削商船高等専門学校
遠隔システムを活用した海事・海洋教室~海と船とマイクロプラスチック問題(未来へのアイディア)~
実施単元
1. 弓削丸で学ぶ海洋環境保全 ~マイクロプラスチック~[中学2年生](総合的な学習)
2. 弓削丸の遠隔操作システムで学ぶ海洋環境 ~マイクロプラスチック問題~[中学2年生](総合的な学習)
3. 海とプラスチック問題~未来へのアイデア~[小学4年生](総合的な学習)
4. 海とプラスチック問題~未来へのアイデア~[小学4年生](総合的な学習)
5. 海とプラスチック問題~未来へのアイデア~[小学6年生](総合的な学習)
取り組みの概要
本海事教室は、児童生徒が「海」に親しみを持ち、海事・海洋の魅力を学ぶ機会を提供することを目的として開催された。初等・中等教育段階から海洋人材のすそ野を広げるため、出前授業や体験航海を通じて、海洋環境問題や海運の重要性について理解を深める活動を実施した。
1. 新「弓削丸」を活用した学習環境
・リアルタイム連携の実習環境
2024年3月竣工予定の新「弓削丸」では、船と陸とをリアルタイムで連携させた学習環境が整備された。これにより、遠隔地からの航海体験が可能となった。
・マイクロプラスチック回収装置の搭載
航海中にマイクロプラスチックを採取できる装置を搭載し、環境問題の理解を深める機会を提供した。
2. 出前授業と体験航海の実施
・出前授業
弓削丸のネットワーク環境を活用し、学校と船をつなぐことで、遠隔地からでも航海体験が可能なシステムを構築。マイクロプラスチック回収装置の遠隔操作や観察を通じて、海洋プラスチック汚染問題への理解を深めた。
・体験航海
実際に弓削丸に乗船し、操縦体験や船内機器の見学、海洋環境調査を実施。最新機器を活用した学習を通じて、海と船に対する関心を高めた。
3. 学習のねらいと成果
・児童生徒が海洋環境や海運の重要性を学び、自らの生活とのつながりを意識する。
・次世代を担う子どもたちが、海洋環境保全の意識を高め、持続可能な社会の実現に貢献するきっかけを作る。
・最新技術を活用した体験型学習により、より深い理解と興味を引き出す。
本取組みを通じて、未来の海洋人材育成の基盤を築くとともに、持続可能な海洋環境の維持に向けた意識向上を目指した。







