山口 公立 単元開発 2024年度
柳井市立大畠小学校
地域みんなで海洋教育を考えよう
実施単元
1.ふるさと大畠の海を知る[6年](総合)
取り組みの概要
1,海のゆりかごと呼ばれ、またブルーカーボンとしても注目されているアマモについて、近隣の海岸で再生活動の指導をしている高等専門学校教授により、現地でアマモの役割や育て方などについて講義を受け、空中及び水中ドローンによりアマモの成育状況を確認する事ができた(写真1参照)。
2,学校の近くにある磯に出かけ水族館飼育学芸員を講師に、磯に棲む生物を観察し、魚介類や海藻類の生物指標により付近海域の水質と豊かさを学習し、機器不要の手法により判定する事が出来る事も合わせて知る事ができた(写真2参照)。
3,夏の海水浴シーズンを前に、地元海水浴場の清掃活動とごみ調査を行って、海のごみが何処からやってくるのかを考えつつ、汀線付近延長10mの海岸の全てのごみを集め、種類と個数をカウントした。またマイクロプラスチックについての採集体験を行って海の環境保全の必要性を学習した(写真3,4参照)。
4,学校の眼下に広がる強潮流で名高い大畠瀬戸があるが、日頃はほとんど意識することない事から、商船高専の実習船に乗り、潮流の激しさを直接体感し、一定距離を流れて行く時間を計測しその速さを算出した。航走しながら双眼鏡を使って浮遊ごみを確認した。また水温や透明度の観測も行って地域の海洋環境について学習した。さらに校内施設の見学も行い航海シミュレーターにより、ニューヨーク港がスクリーンに映し出され、児童は舵輪を握って操船実習を行った(写真5,6参照)。
5,以上の学習を取りまとめて保護者、地域住民そして部外講師等に対し、海で学習した事について発表会を行った(写真7参照)。





 
       
      





