三重 公立 単元開発 2024年度
鳥羽市立鳥羽小学校
鳥羽っ子学習~鳥羽と海と人と~
実施単元
1. 鳥羽の海を未来へつなぐ[5年](総合的な学習の時間)
取り組みの概要
学校全体で鳥羽っ子学習として、総合的な学習の時間・生活科を系統的に取り組む中で、5年生が海洋教育を行った。
1年間を通した単元を1~3次に分け、53時間で行った。地域の海を体験して知識を得ることを最初のステップとして学習を始めた。児童が感じている「当たり前」の海の豊かさに対して、「地元の誇り」として価値づけができるような単元づくりを目指し、様々な職種のゲストティーチャーと出会わせ、それぞれの立場から海について考える大人の思いに触れさせた。また、実際に体験することで、新たな発見をしたり、地元の産業について見直したりできるようにしていった。
海の博物館、鳥羽市水産研究所、三重大学水産実験所との博学連携、タラオセアンジャパン、鳥羽一番街に協力していただくなど、多くの助力を得て、児童の行動変容を促すことにつながった。また、パイオニアスクールでの出会いから「おさかな小学校、鳥羽志摩漁協」による授業実践を行うことができた。他地域の視点から鳥羽の良さについて知ることで、児童の地域に対する自信につながった。多彩なステークホルダーに支えられて鳥羽の海について事実から追究し、一年間でなく次年度の6年生時やその先までつながる学びとなった。



