福井 公立 単元開発 2024年度
小浜市立内外海小学校
地域の人と一緒に創ろう!広げよう!「内外海の未来」
実施単元
1. 魅力がいっぱい、来て来て内外海[3年](総合的な学習の時間・社会)
2. 内外海の魅力を探ろう
3. 内外海に来る人を増やそう大作戦[5年](総合的な学習の時間・社会・理科・図工)
4. 内外海の鯖の魅力を探ろう
取り組みの概要
3年生は、はじめての総合的な学習の時間であるため、まずは「内外海地区のことを知る」ことで、自分の住む内外海地区に関心を持たせた。さらに、学習のまとめとして、自分が見つけた内外海地区の魅力をどのように多くの人に伝えるかを考えた。内外海地区は美しい海に面しており、海をいかした体験活動ができる施設もある。しかし、子どもたちにとっては、魅力あるものが、当たり前にあるものとして認識されてしまっている。そこで、内外海の自然や人との交流活動を設定し、内外海の魅力に気付くきっかけをつくった。それらの活動を通して、自ら内外海地区の魅力に気づき、2月の学習発表会で発信した。
4年生は、3年時の2月から、学校の近くの藤田商店の養殖場でかきを養殖させてもらっており、その成長の観察を行った。また、海の食物連鎖の視点から、内外海の海にはプランクトンがたくさんいることについても学んだ。そこから山・川・海のつながりの学習につなげ、かきの養殖について学びを深めていった。
5年生は、地域の課題を解決する取り組みとして、海ゴミに関する問題について考えた。SUP体験などの海の活動を楽しみつつも、海岸の海ゴミの漂着状況について知った。過去に行った海ゴミの漂着状況と比較、分析すること、自分たちにできる取り組みを考えることを中心に活動を行った。また、考えを深めるために、ゴミを減らすための企業の取り組みについて学んだ。そして、海ゴミを減らすための改善策として考えたことを地域に発信した。
6年生は、内外海地区で作るへしこの味や作り方などを他の地域のへしこと比較して、その独自性や特徴について考えた。そして、その考察を自分たちで資料にまとめ、修学旅行で販売したり、PRしたりした。また、鯖街道ミュージアムの見学や鯖街道の踏破体験を通して、鯖街道の歴史や小浜と京都とのつながりについても考えさせた。最後には、なれずし作りを実施し、へしことのつながりについても考えさせた。




