プログラム概要

プログラム概要

千葉 公立 単元開発 2024年度

勝浦市立上野小学校

ふるさとの海を守ろう

実施単元

1 海を守りきれいにしよう[3・4年](総合)
2 磯観察に行こう![全学年](総合・生活)
3 うみとなかよし[1・2年](生活)
4 海の資源を守ろう[5年](総合)

取り組みの概要

1 海を守りきれいにしよう(3・4年28名、総合4時間)
○内容
・令和6年6月13日(木)に、3・4年児童が興津海岸でヒラメの放流を行った。
・「栽培漁業」や「ヒラメの生態」について、勝浦水産事務所の方から話を聞いた。
・全部で1,000尾程の稚魚を、透明の飼育用ケースに1回あたり5匹程度放流した。児童は、小さな命が、無事に育って立派なヒラメになるように気持ちを込めて放流した。
・稚魚の放流後、海岸清掃活動を行い、海を守りきれいにしようとする気持ちが高まった。

2 磯観察に行こう!(全学年93名、総合・生活6時間)
○内容 
・令和6年6月17日(月)に、全校児童が体育館に集まり、「磯観察説明会」を行った。6年生が資料をつくり、安全に磯観察が行えるように注意点を全校の前で説明した。また、海岸の一部が工事をしていたため、立ち入り禁止区域も確認した。その後、たてわり班に分かれて、磯観察当日の注意点や持ち物などを再確認した。
・令和6年6月20日(木)に、学区にある吉尾海岸で磯の生き物の観察を行った。
・全校児童が8つの「たてわり班(異学年集団)」に分かれて、県立海の博物館下の吉尾海岸で磯の生き物の観察を行った。
・県立海の博物館研究員である平田和彦さん指導の下、磯観察を行った。この日は、天候にも恵まれ、多くの生き物の観察ができた。ヒトデやウミウシ、ウニ、トコブシ、カニなど班の6年生が低学年の児童の面倒を見ながら、捕まえたり観察したりした。
・よくわからない生き物については、平田さんに積極的に質問するなど、磯の生き物に対する児童の興味・関心が高まった。

3 うみとなかよし(1・2年32名、生活4時間)
○内容
・磯観察後に「県立海の博物館」で校外学習を行った。
・研究員から海と私たちの生活の関わりについて話を聞いたり、博物館内を見学したりした。
・自分たちが住んでいる勝浦には海の生き物が豊富で、海の恩恵を受けながら暮らしていることが実感できた。

4  海の資源を守ろう(5年9名、社会・総合12時間)
○内容
・5年生は社会科で水産業や環境問題について学習する。しかし、社会科の学習だけでは、十分に理解することは不可能である。
・そこで、年間を通して、総合の時間を使って海や海の環境問題について学習できるよう「体験学習」や「調べ学習」を取り入れ、単元開発を行ってきた。
・令和6年9月27日(金)、「家庭教育学級」に「しんかい6500」のパイロットである大西琢磨さんをお招きし、深海の様子や海洋の環境問題について全校児童・教職員・保護者・地域の住民と共に、講話を聞いた。私たちがすむ勝浦の気候は、海洋が影響しており、黒潮の影響や海水温と密接に関わっていることが分かった。また、深海にも「海洋ゴミ」が存在し、深海に洗濯機が映っている映像は衝撃的だった。近年、課題が指摘されている「海洋プラスチックごみ」についても話があった。
・令和6年10月11日(金)、千葉県立大原高等学校の生徒と「イサキの放流体験」を行った。川嶋教諭や海洋生物系列の高校生の指導の下、実習船に乗り、勝浦湾内でイサキの稚魚を放流した。また、イサキのフライも試食した。
・「体験学習」や「講話」から、海の資源を守るには、海の環境を守っていかなければならないことに気づき、川や海岸のごみの調査を行った。

1ヒラメの放流
2磯観察
3イサキの放流
1ヒラメの放流
2磯観察
3イサキの放流
1ヒラメの放流
2磯観察
3イサキの放流
1ヒラメの放流
2磯観察
3イサキの放流
 

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