鹿児島 公立 単元開発 2023年度
霧島市立国分小学校
海からわたしたちへ、わたしたちから海へ
実施単元
1.海とわたしたち[第5学年](総合的な学習の時間)
取り組みの概要
鹿児島県は,南北600㎞,本土地域に加え28の有人離島からなり,多くの学習素材となりうる自然環境が豊富である。その自然環境を学習の対象とし,子どもたちが学ぶことは,郷土に誇りをもつとともに,これからの予測困難な社会を生き抜いていくために必要な力を育むことができると考える。中でも霧島市は霧島連山や錦江湾など,大きな自然環境や歴史的な文化遺産に囲まれた地域である。その中にある本校近辺は,市の官公庁や商業施設が並ぶ市街地であり、大自然と十分に関わる機会は多くはない。自然と共に暮らすというより,工業や便利な技術を身近に感じることが多い。しかし,私達の生活の源である自然や,さらにその大部分を占める海との関係を理解し、現在の海の状況や地球環境を知ることで,未来について思考していくことは決して他人事ではなく,身近なものとして重要である。そこで,今回の海洋教育から,海との関わりを感じ,身近な問題としてとらえ,未来を考え行動できる児童を育んでいきたいと考え,「海とわたしたち」をテーマにした単元の開発を続けている。
今年度は,地元の海に3回出向いて,活動を行った。1回目は,海に対して自分なりの思いや願いをもつために,2回目は,自分たちの目的のための材料を集めたり,打ち合わせをしたりするために,3回目は,目的を果たすために活動をした。授業では,自分たちの目的を達成するために,グループプロジェクトを立ち上げて活動をした。プロジェクト達成後には,プロジェクト効果をさらに高めるためには,どうしたらよいかを話し合い,それぞれの考える発信活動を行っていった。
提出物
学習内容報告書「下井の海を守るためにわたしたちにできること」 PDF形式(910KB)