福岡 公立 単元開発 2023年度
北九州市立曽根東小学校
曽根干潟クリーン作戦(春、秋の年2回) 曽根干潟どろんこ集会(春) 「守り続けよう 地域の宝 曽根干潟」 「野鳥観察会」 など
実施単元
1.「地域の宝 曽根干潟」[5年](総合)
取り組みの概要
〇曽根干潟クリーン作戦
本年度は、春と秋に2回実施。春は、児童の実態をふまえ4・5・6年生で行い、秋は全校児童で行った。児童だけでなく、保護者や地域の方々、環境局や地域の企業にも呼びかけ曽根干潟の清掃活動を行った。干潮の時に日時の設定を行い、一人一人がゴミ袋と火ばさみを持ち、広域にわたってゴミ拾いを行った。春は590kg、秋は400kgと合わせて約1tのゴミを拾うことができた。
〇どろんこ集会
上記した清掃活動を行った後に、同じ場所で全校児童で「どろんこ集会」を行った。5・6年生の集会委員会が中心となって、活動を行った。縦割り(1~6年生)でグループ編成を行い、曽根干潟に棲む生き物を探した。干潟のぬかるみに足を取られながらも、カニやトビハゼなど多くの生き物を見付けることができた。
〇野鳥観察会
野鳥の会の方達に協力してもらい、冬の曽根干潟に飛来する野鳥を観察した。観察する前は、野鳥の会の方に、野鳥の特徴や観察するときの注意点の説明を受けた。その後、2人1組で双眼鏡と「野鳥発見カード」を使い、堤防から干潟にいる野鳥の観察を行った。
〇「地域の宝 曽根干潟」(5年生 総合的な学習)
1学期は曽根干潟でクリーン作戦(清掃活動・4~6年生)やミニどろんこ集会(生き物調査・5年生)を実施した。これらの体験活動を通して、身近にある豊かな自然(生き物・環境)に目を向けさせることで、課題を考え学習問題を作った。児童は、調べたいテーマごとにグループ編成を行い、インタビューやGIGA端末、本などを活用して、学習を進めた。特に、インタビュー活動では、テーマに沿ったGTに対してそれぞれのグループが質問内容を考え、実際に行った。調べたことを伝える活動では、4年生を対象に行った。伝え方は、新聞や模造紙にまとめたポスターセッション、劇やペープサート、GIGA端末を活用したプレゼンテーションなど多岐にわたった。単元の終末局面では、「曽根干潟を守るためにできること」を一人一人が考え、実践できるように繋げていく。本実践を通して、地域に当たり前の様に存在する「曽根干潟」のよさに改めて気が付くと共に、その環境を守り続けていく人々の苦労や努力などに目を向けることができた。
提出物
学習内容報告書「「地域の宝 曽根干潟」」 PDF形式(435KB)