実施単元

1.『有明海・見つけたよ、海の生き物！』[３年](総合的な学習の時間)
2.『つながろう！つなげよう！私たちと諏訪川と有明海』[４年](総合的な学習の時間)
3.『有明海の魅力発見　大作戦！』[５年](総合的な学習の時間)
4.『海と人との共生』[６年](総合的な学習の時間)

取り組みの概要

「３年総合的な学習『見つけたよ、海の生きもの！』」
有明海の干潟観察会をきっかけに、干潟で遊ぶ楽しさを感じたり、干潟に棲息する生き物に関心をもったりした。干潟観察の事前学習としてネイチャーガイドを招いて、干潟や生き物についての学習を行った。干潟観察会では、干潟に足を取られながらも、沢山の生き物を観察することができた。その他の生物についても調べ、調べたことを下級生に伝えようと、「てんりょううみまつり」を開催した。学習したことをもとにクイズや体験ブースをつくり、下級生を招待して伝えることができた。学んだことや自分たちの考えなどを有明海と諏訪川の生き物のよさについて表現することができた。

「４年総合的な学習『つながろう！つなげよう！私たちと諏訪川と有明海』」
諏訪川中流域で行ったカヌー体験教室や諏訪川下流域で行った生き物・ゴミ調査をもとに自分たちにできることについて考えた。校区にある諏訪川下流域の生き物や、生き物を取り巻く環境などについて調べ、下流域では生活排水の影響を受けることや、生き物が生きる環境を生活ごみが汚染していることなどを学んだ。環境保護のために自分たちができることを考え、自分たちの考えをリーフレットにまとめ、地域のコミュニティセンターや公共施設に展示することができた。。

「５年総合的な学習『有明海の魅力発見　大作戦！』」
三池漁港の海岸で行ったゴミ調査をもとに、三池港の役割や生活とのつながりについて調べた。三池港内を船に乗って港内から観察し、三池港が未来を見据えた港で、大牟田市の発展に貢献したことについて体験的に学んだ。三池港の開発に尽力した「団琢磨氏」の業績について調べ、ふるさとを愛する心に触れた。有明海で養殖される有明海苔生産の様子や消費の現状、海洋ゴミの現状などを学び、下級生や保護者、地域の方々に知ってもらおうと、学習発表にまとめた。

「６年総合的な学習『海と人の共生』」
これまでの学習の集大成として、「海と人との共生」をテーマに、「環境」「海苔」「まちづくり」に分かれ、有明海の魅力を探った。大牟田市長からも「未来のおおむた」についてのお話を聞き、ふるさと大牟田を大切にしたい想いを深めることができた。また、有明海の海苔を使ったレシピを考案し、地域の販売店の栄養士を講師として招き、栄養価や味、見た目や食感についての議論を重ね、地域の販売店で販売することができた。

未来に向かって自分たちにできることについて考え、有明海の魅力をたくさんの人に伝えることを考え「Ariake Sea Musium（海の美術館）」を開き、これまでの成果を発表した。また、台湾の小学校とオンライン交流を行い、お互いの海との共生の考え方についての意見を交換した。

提出物

学習内容報告書「見つけたよ海の生き物!(有明海と諏訪川の生き物を調べよう)」 PDF形式(713KB)