広島 公立 単元開発 2023年度
江田島市立三高小学校
三高さとうみ学習
実施単元
1.行きたい!住みたい!江田島PR隊 ~海を楽しもう~[3~6年](総合)
取り組みの概要
年間70時間の総合的な学習の時間を使い,年間を通した海洋教育プログラムの開発を行った。
年間のプログラムの一部をブロックで抜き出し,単発の海洋教育単元としても使用できるよう工夫した。
【全体での活動】
入鹿海岸横断
ウルトラマリンクイズ
カヌー・サップ体験
ETAJIMA GURURI(交流会)
【グループでの活動】
藻場の生物採集
刺し網体験
メバルソーメン海辺のサイクリング
牡蠣パイプのキーホルダー
マリンアドベンチャー(さとうみ科学館)
【成果と課題】
〇当初考えていた海洋教育プログラムを作成することができた。また,海に関することで,児童に多くの豊かな体験をさせることができ,「総合で海の勉強するの楽しかったか」と問いかけると,すべての児童が挙手をした。学習に対して,満足していた。
〇(たいへん:4),(まあまあ:3),(あまり:2),(まったく:1)で29人の児童へアンケートを実施した。「海に関して知っていることが増えたか」は3.6P,「海の魅力について自分なりに考えたか」は,3.4P,「海や海辺での活動は楽しかったか」は3.6Pであり,海に関連する知識が増え,海を題材に自分なりに思考したことがうかがえる。また,海での活動の楽しさも感じさせることができた。
〇「海に関してどんなことが分かったか」には45個の記述があり,「海は多くのものを私たちに与えてくれるが,多くの課題も抱えている」ことに関連した記述が多く見られた。「海の魅力についてどんなことを考えたか」には32個の様々な記述がみられ,海に対して多面的・多角的に,自分なりの興味・関心をもって記述していた。「海の環境を守るためには何が大切か」には32個の記述がみられ,「海でしてはいけないこと,しなくてはいけないこと」,「海は公共の場であること」に触れた意見が多く見られた。自分と関連付けしっかりと記述してあった。
●中学校での総合的な学習の時間との関連を考えて,小中9年間の学習プログラムを考えていく必要がある。小学校段階で体験をさせて,振り返りをさせて完結させるのか,体験して出てきた課題をプロジェクト型学習や提案型学習で発展させていくべきか,再考していく必要がある。
●さとうみ学習として実施するには,さらに人・もの・文化・歴史・生活等を自分と関連付けて考えさせていく必要がある。
【終わりに】
〇今年度作成した学習計画表を使い,来年度以降,児童が自分で考えて体験プログラムを選択し,自分自身の活動計画を立案し,学習を進めていくようにしていきたいと考えている。
提出物
学習内容報告書「三高さとうみ学習」 PDF形式(542KB)
補足資料「三高さとうみ学習の単元構造図」 PDF形式(76KB)
補足資料「令和5年度 総合的な学習の時間 活動内容一覧」 PDF形式(373KB)
教材「令和5年度 総合的な学習の時間 活動計画(児童用)」 PDF形式(136KB)
補足資料「今年度の総合の時間の評価」 PDF形式(235KB)
補足資料「プレゼン 江田島市の教育資源の活用 ~総合的な学習の時間の海洋教育プログラム~」 PDF形式(2,795KB)