プログラム概要

プログラム概要

長野 公立 単元開発 2023年度

長野県松本県ヶ丘高等学校

”海なし県”信州の高校生が学ぶ海の探究〜海を題材にした探究学習の中で、生徒の探究スキルを効率よく向上させるプログラムの構築を試みる〜

実施単元

1.能登臨海実習[1年](探究基礎α)

取り組みの概要

金沢大学、能登里海教育研究所、のと海洋ふれあいセンターとの連携の中で、2泊3日の本格的な海洋探究を行った。1年生30名、3年生2名が参加した。

事前学習として、金沢大学の鈴木信雄教授を本校にお招きして、海洋生物の多様性や面白さについて講義をしていただいた。

能登臨海実習は、能登半島の金沢大学臨海実験施設を拠点に2泊3日で実施した。実習前半には、磯フィールド実習や乗船実習、夜間の集魚灯実習、ウニの発生の実験、プランクトン講義など様々な体験的実習を展開し、海洋生物やその研究法についての基礎的な知識を網羅的に学習した。後半では、事前学習や実習を通じて得た知識をベースに、その中で生徒自身が感じた疑問点や着眼点を深掘りし、グループで海洋生物に関する探究テーマを設定した。各グループで実験系を考え、金沢大学の実験機器を使用して実験を繰り返した。

最終日には、本校と同様な海の探究学習"マリンサイエンス"を実施している石川県立七尾高等学校を訪問し、両校の探究の成果を発表し合った。両校の発表内容について金沢大学の先生方や能登里海教育研究所の先生から講評していただいた。

実習終了後は、中学生を対象にした探究科説明会や、校内の課題探究発表会で探究の成果を近隣中学生や校内の多くの生徒と共有した。12月には三重大学で開催された日本動物学会中部支部大会で発表し、専門家からもアドバイスをいただき能登臨海実習の締めくくりとした。

磯実習
乗船実習
グループ探究
グループ探究
グループ探究
グループ探究
合同発表会
日本動物学会中部支部大会

提出物

学習内容報告書「基礎的な探究スキルを身につける」 PDF形式(1,740KB)

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