プログラム概要

プログラム概要

宮城 公立 単元開発 2023年度

宮城県仙台第三高等学校

海洋プラスチックの簡易調査法の開発と分析~連携校ネットワークの構築と調査データの共有化~

実施単元

1.「砂浜における海洋プラスチック分布」の作成と連携校ネットワークの構築[2年](イノベーション探究Ⅰ)
2.「砂浜における海洋プラスチック分布」の作成と連携校ネットワークの構築[1年](イノベーション探究基礎)

取り組みの概要

日本各地の海岸におけるマイクロプラスチックの実態調査を踏まえ、海洋プラスチックに関する分析と問題提起を主眼に置いた活動実践をおこなった。簡易的なマイクロプラスチックの検出・分析方法は本校の3学年のグループが実施しており、その手法を基本的に踏襲して実施した。具体的には、採取条件を決めて集めた砂を過酸化水素水やヨウ化ナトリウムで貝殻や微生物を取り除き、比重分離を用いてプラスチックを浮かせたのちに双眼実体顕微鏡でその実態を捉えた。その写真を画像処理して、ピクセル数計算によってマイクロプラスチックの概算を計算した。その手法を用いて、宮城県内や他県の海岸から採取した砂の分析を実施し、日本各地におけるマイクロプラスチック量を割り出し、比較やその原因を研究した。またその活動を他県の高校生に広報し、海洋プラスチック問題に関する課題意識を高めるため、「高校生による海洋問題シンポジウム」を開催した。

また海洋問題が日常生活に起因することを啓蒙する目的で、学校近隣にある大堤沼周辺の環境や景観の向上をテーマとした探究活動の成果を地域住民や中学生等に発表し、地域での世代を超えた交流を通じて、自然環境の保護を自分事の課題として捉え、地域活性化につなげた。

上記の成果はSSH中間報告会・授業づくりプロジェクトフォーラム(宮城県仙台第三高等学校主催)、第91回海洋教育フォーラムin仙台(日本船舶海洋工学会主催)等で発表し、大学教授等より専門的な見地から指導・助言を受けた。

東京農業大学オンライン打合せ
第91回海洋教育フォーラム(オンライン発表)
第91回海洋教育フォーラム(参加者一覧)
海洋問題シンポジウム(全体討議)
海洋問題シンポジウム(全体発表)

提出物

学習内容報告書「「砂浜における海洋プラスチック分布」の作成と連携校ネットワークの構築」 PDF形式(446KB)

補足資料「?校?による海洋問題のシンポジウム参加のご案内・探究活動「海岸におけるマイクロプラスチックの分布調査」へのご協?のお願い」 PDF形式(159KB)

補足資料「高校生による海洋問題シンポジウム ポスター」 PDF形式(8,111KB)

補足資料「「海洋問題シンポジウム」アンケートテキストマイニング結果」 PDF形式(3,464KB)

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