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【プレスリリース】「第1回 日中海洋対話」開催のお知らせ

2017.10.26

 11月8日(水)、笹川平和財団海洋政策研究所(東京都港区 会長:田中伸男)と中国南海研究院(中国海南省海口市 院長:呉士存)は、東アジアの海域における「持続可能な開発」、「環境保全」、「安全保障」の3つの課題について、日中両国の協調的取り組みのあり方を検討する対話プロジェクトを実施します。

 現在、東アジアの海域は、島の領有権や国家管轄海域の境界線を巡る紛争、航行の自由と制限に関わる関係国の法的解釈の相違、漁業資源や海底資源の活用における国家間の意見対立など解決が容易ではない課題が複合的に重なり合っている状態にあります。本会議は上述の3つの課題解決について日中両国から国際社会に向けた提言に資する対話の実施を目指します。

 「持続可能な開発」については、水産資源の持続可能な利用の在り方における違法漁業対策、禁漁区・海洋保護区(MPA)の設置等の資源保全・再生政策の重要性ついて対話を実施します。

 「環境保全」については、地球温暖化や海洋の酸性化問題を取り上げ、日中両国の海洋に関する基本政策やICM(総合沿岸域管理)の視点から国際社会における効果的な環境保全の在り方を探ります。

 「安全保障」については、中国の「一帯一路」構想と当財団の海洋政策研究所が掲げる「ユーラシアブルーベルト」研究構想を前提に、東アジア海域の海洋安全保障の安定化に資する協調的政策の検討において共有すべき法的側面について意見を交わします。日中両国政府間の協調的安全保障対話の枠組みにまで進展させることと目的とします。

 本会議は招待制、チャタムハウス・ルールを採用しています。本会議の成果概要につきましては後日当財団のwebサイト上で公開を予定しています。

「第1回日中海洋対話」開催概要

日時:
2017年11月8日(水)9:00~17:30
会場:
中国南海研究院(住所:中華人民共和国 海南省海口市美蘭区江東一横路5号)
主なプログラム:
セッション1 「安全保障の新たな取組」
セッション2 「漁業資源の持続可能な利用と管理」
セッション3 「海洋ガバナンス」
セッション4 「海洋分野の日中協力」


【お問い合わせ】
公益財団法人笹川平和財団 担当:広報課 尾形、中原
TEL.03-5157-5398 email: spfpr@spf.or.jp

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