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【笹川平和財団 難民に関するシンポジウムのご案内】
「日本における難民受入の可能性と課題」
-スウェーデンからの示唆-(2013.2.18開催)

募集は終了しました

シンポジウム報告
 オスカー・エクブラッド氏(Oskar Ekblad、スウェーデン移民庁難民認定局副局長定住課長)から、なぜスウェーデンは難民を受け入れるのか、どういった理念のもとで実施しているのかを、スウェーデンにおける難民受入の歴史を紐解きながらお話しいただきました。
 またケネス・フォセル氏(Kenneth Forssell、ユースダール市難民定住局長)からは、LANDAプロジェクトなどの定住支援プログラムに関する紹介があり、受入の現場では、難民の方々と同じ時間を共有し、お互いに対する信頼関係を築くことが重要であるとのアドバイスをいただきました。
 現在では毎年多数の難民を受け入れているスウェーデンも、60年間の失敗と試行錯誤を重ねてプログラムを形作ってきているとのこと。日本においても前向きに粘り強く取り組んで欲しいとお二人からエールを送って頂きました。
 なお、シンポジウムの様子はUNHCRのウェブサイトでも紹介されました。
オスカー・エクブラッド氏[左]  ケネス・フォセル氏 [右]

オスカー・エクブラッド氏[左]  ケネス・フォセル氏 [右]

 
シンポジウム情報
 笹川平和財団では、「難民受入政策の調査と提言」事業の一環として、スウェーデンの移民庁で難民受入政策を統括しグローバルな議論をけん引するオスカー・エクブラッド氏と、自治体レベルの定住支援をゼロから切り拓いてきたケネス・フォセル氏を招へいし、北欧の難民受入政策の理念と実践を共有していただくことを目的に、2月18日(月)にシンポジウムを開催します。

 北欧諸国では、移民国家の背景を持たないながら、難民受入に積極的に取り組んでいます。彼らは国家としてどのように難民受入を位置づけ、どのように定住の成功に導いてきたのでしょうか。当財団では、移民政策、自立支援等の専門家により、北欧諸国の難民受入政策に関する調査を実施してきました。

 本シンポジウムでは、スウェーデンからの専門家2名に加え、UNHCR駐日副代表の小尾氏、内閣官房で第三国定住パイロットプログラムを担当してきた中川氏、三重県鈴鹿市で第三国定住難民・第一陣の受入に携わってきた吉崎氏、北欧調査を率いてきた筑波大学・明石氏らにご登壇いただきます。

 シンポジウムに先立ち、北欧専門家2名は難民受入地域の視察、主要な関係者間の円卓会議への出席等を予定しています。北欧の視点から、日本の現状と課題、今後の可能性を読み解いていただきます。

多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。
日時:
2013年2月18日(月) 15:30~18:00(15:00受付開始)
会場:
日本財団ビル2階 大会議室(東京都港区赤坂1-2-2
(銀座線虎ノ門駅、あるいは溜池山王駅より徒歩5分)
主催:
公益財団法人 笹川平和財団
プログラム:
「日本における難民受入の可能性と課題」
 -スウェーデンからの示唆ー
15:30~15:40 開会挨拶  茶野順子 笹川平和財団常務理事
15:40~15:55 来賓挨拶  小尾 尚子氏 UNHCR駐日事務所副代表
15:55~16:10 講演  中川 深雪氏 最高検察庁公安部検事
(前内閣官房副長官補室内閣参事官)
「日本の第三国定住の取り組み」
16:10~16:30 講演  オスカー・エクブラッド氏
スウェーデン移民庁難民認定局副局長定住課長
「スウェーデンの難民受入の理念と政策」
16:30~16:50講演  ケネス・フォセル氏
スウェーデン・ユースダール市難民定住局長
「ユースダール市での取り組みと課題」
16:50~17:30パネル・ディスカッション
【モデレータ】可部 州彦氏 明治学院大学教養教育センター講師
【パネリスト】
・オスカー・エクブラッド氏
・ケネス・フォセル氏
・中川 深雪氏
・吉崎 美穂氏 鈴鹿市市民対話課外国人交流室長
・明石 純一氏 筑波大学大学院人文社会科学研究科助教
17:30~18:00質疑応答
18:00閉会
その他:
参加費無料、日英同時通訳付 
申込方法:
本ページより2月15日(金)12:00(正午)までにお申し込みください。
定員になり次第締め切らせていただきますので、予めご了承ください(なお、当財団から定員に達した旨の連絡がない限りご参加頂けます)。なお、お申込みの際に皆様からいただいた個人情報は、当財団主催または後援によるセミナー、講演会等へご案内する際に使用させていただきます。
事務局:
笹川平和財団 事業部 岡本・加藤(麻)
Tel: 03-6229-5437 Fax: 03-6229-5473
【笹川平和財団 難民に関するシンポジウムのご案内】
「日本における難民受入の可能性と課題」
-スウェーデンからの示唆-(2013.2.18開催)

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