【笹川平和財団主催　ピーター Ｗ. シンガー博士講演会のご案内】
Wired for War：
The Robotics Revolution and Conflict in the 21st Centuries-ロボット兵士の戦争：戦場のロボット革命と21世紀の紛争-

笹川平和財団では、ブルッキングス研究所主任研究員のピーター・シンガー氏をお迎えし、来る2011年2月28日（月）に日本財団ビルにおいて、標記の演題で講演会を開催致します。

シンガ－氏はともに日本語に翻訳された「戦争請負会社」や「子ども兵の戦争」により、国家よりも軍事関連産業または大人よりも子どもが戦争の担い手となっているという、現代の戦場がはらむ常識を超えた問題点を鋭くえぐり出してきました。近著「ロボット兵士の戦争」において、シンガー氏はさらに新たな変化として、戦場におけるロボットの活用を取り上げています。無人システムの広がりによりまるでＳＦの世界のように戦争が展開されている事実を描いています。

今や兵士は米国を一歩も出ずにアフガニスタンやパキスタンを空爆し、米軍に５年前は１台もなかったロボットは１万２千台に達したといわれます。米国にとどまらず、アジアを含む４４の国々で無人軍事システムの開発と売買が行われています。２１世紀の人類は、ロボット戦争が抱える政治的、法的、倫理的な問題にどう向き合えばいいのでしょうか。シンガー氏から具体的なお話しをいただける予定です。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。