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笹川平和財団・北大スラブ研究センター共催 シンポジウムのご案内
「ロシアと米国の新冷戦?~ユーラシアの今を読む」 ('08.9.11開催)

募集は終了しました

2008年8月初頭、北京オリンピックが世界の注目を集めるなか、衝撃が駆けめぐりました。

南オセチアに対するグルジアの軍事行動、それに対するロシアの過剰ともいえるグルジア領内への「反撃」。当初、南オセチアを越えてグルジア領内に突入したロシアの行為を冷静にとらえ、これは「1968年(ソ連軍によるチェコ侵攻)の再現ではない」「冷戦の再来はない」と自制をみせていた米国のライス国務長官も、南オセチアの「人権擁護と平和」を理由にグルジアに居座り続けるロシアへの非難をヒートアップさせています。ロシアのメドヴェージェフ大統領は「ロシアは自ら望まないが、冷戦をおそれることはない」と見得を切り、南オセチアやアブハジアの独立承認を宣言しました。これに対し、欧米はロシアによる承認の即時撤回を要求しています。

冷戦終結後、米ロの緊張がここまで高まったことはこれまでありません。普段、ロシアに関心を示すことの少ないワシントンの政策コミュニティも久々にロシアについて真剣に議論を闘わせています。

こうした事態の重要性に鑑み、北海道大学スラブ研究センターと笹川平和財団の共催により、緊急シンポジウムを下記の要領で開催いたします。現在の情勢と今後の展望をどのようにとらえるべきか、世界的な安全保障問題の「縮図」としてのユーラシアをテーマに、中東からの視座も含む多角的な観点から一緒に議論したいと思います。皆様のご参加をお待ちしております。
日 時:
2008年9月11日(木) 14:00-16:00
会 場:
日本財団ビル2階 大会議室
(東京都港区赤坂1-2-2、地下鉄虎ノ門もしくは溜池山王駅より徒歩5分)
プログラム:
14:00開会挨拶
14:10-15:30報告・討議
「旧ソ連における非承認国家:無視されてきた視角」
松里公孝 北海道大学スラブ研究センター教授

「グルジア紛争の三層構造:ローカル、リージョナル、グローバル」
宇山智彦 北海道大学スラブ研究センター教授

「ロシア軍によるグルジアへの軍事行動をどう読むか」
兵頭慎治 防衛省防衛研究所主任研究官

コメンテータ:黒木英充
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授
司会:岩下明裕
北海道大学スラブ研究センター長
15:30-16:00質疑応答
16:00閉会
参加費:
無料
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