プログラム概要

プログラム概要

兵庫 公立 単元開発 2023年度

姫路市立家島中学校

播磨灘の環境が家島海苔の養殖に及ぼす影響について ~家島の海と産業が共生した持続可能な環境を目指して~

実施単元

1.セイルトレーニング[1・3年](学校行事)
2.地引網体験[全学年](理科・総合・家庭)
3.総合的な学習の時間「海洋教育)[2年](理科・総合)

取り組みの概要

セイルトレーニングでは、姫路ヨット協会所属のボランティア指導の下、1・3年生の生徒と職員がヨットに乗船した。真浦港にて、姫路海上保安部よりライフジャケットの着用方法や海の安全対策について説明を受けた後、グループに分かれヨットに乗船した。それぞれのグループがボランティアに指導を受けながら操船にもチャレンジした。ヨットは、動力部、帆、多くのロープ等が完備されており、目的地に向けて船体を動かすには、現在の風向きに対して帆の角度をどのように変えなければならないか、生徒が主体となって考え協働的に取り組むことができた。

地引網体験では、海洋地域学習として、男鹿島中村荘職員指導の下、男鹿島について学習、地引網・調理体験を行った。家島諸島の1つ男鹿島は、山が切り崩され採石場として栄えた島のため、漁業は発展していない。そのため、比較的自然が豊かであるため、播磨灘の豊かな海について体験学習するのに適している。男鹿島の名前の由来や地形、生態系について講習を受け、実際に地引網体験を行った。その後、獲れた魚を捌き調理した。海洋教育では、家島の課題を見つけ協働的に解決していく学習に取り組んだ。家島を代表する産業の1つ「ノリの養殖」では色落ち問題が深刻になっており、何が原因なのかを班で調べながら話し合い、ノリが多く栄養塩を吸収するために植物プランクトンをどう減らせばよいか」という課題を設定し解決していくことになった。フィールドワークでは網手港にプランクトンを採取しに行き、理科室に戻って顕微鏡で植物・動物プランクトンを観察した。その後、植物プランクトンを食べると予想される生物を解剖し、顕微鏡や双眼実体顕微鏡により特定できた植物プランクトンの種類と数を記録していった。

潮流等の確認(セイルトレーニング)
操縦・帆掛け(セイルトレーニング)
地引網(地引網体験)
魚捌き(地引網体験)
植物プランクトンの捕集(海洋教育)
プランクトンイーターの解剖(海洋教育)
神戸新聞掲載予定のイラスト(海洋教育)

提出物

学習内容報告書「セイルトレーニング」 PDF形式(426KB)

学習内容報告書「地引網体験」 PDF形式(456KB)

学習内容報告書「海洋教育」 PDF形式(401KB)

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