プログラム概要

プログラム概要

東京 公立 単元開発 2023年度

新島村立式根島中学校

式根島の未来につながる「島・人・海」の連環の学習

実施単元

1. 海水について理解を深めよう[1・2・3年](理科、保健体育)
2. 身近な海の生物について調べよう[1・2・3年](理科)
3. 陸地と海のつながりを考えよう[1・2・3年](理科・社会・国語・音楽)

取り組みの概要

1. 海水について理解を深めよう
保健体育の授業では、水の役割と飲料水の確保について、海水との関係について学んだ。理科の授業では、海水の水質調査を通じて、海水に溶けている物質について学び、自分の生活と海水との関わりについて考えた。総合的な学習の時間では、式根島と千葉県の海水のメソプラスチックとマイクロプラスチック量を調査し、調査結果から世界のプラスチック問題を理解することを試みた。

2. 身近な海の生物について調べよう
理科の授業において、タコノマクラの発生実験を行った。また、式根島の海岸で採集した無セキツイ動物を観察し、共通点と相違点を見い出して分類を試みた。2020年から2023年の4年間、アースウォッチ・ジャパン主催の環境DNAを用いた魚類調査プロジェクトに式根島中学校として参加した。4年間の結果のまとめを理科の授業で説明するとともに、環境DNA実験を体験する授業を実施した。

3. 陸地と海のつながりを考えよう
式根島中学校の総合的な学習の時間では、郷土理解学習として、地域の協力を得て、式根島の現状を理解し、未来について考える学習を行っている。その中で、式根島の「陸地と海のつながり」をテーマとして観光客向けのパンフレットを作成した。また、島の特産物である島唐辛子を塩害などの島の環境を考慮しながら栽培し、収穫物を用いてレシピを作成した。校庭の芝生の刈草を入れた「グラスバック」を海底に沈めることにより、海水中の有機物の分解に関する調査を行い、結果を理科の授業で活用した。また、理科の授業で講師を招き、陸地から海につながる環境学習を行った。「陸地と海のつながり」をテーマとしたSTEAM教育の実践を、1年生は式根島の海岸で音楽と理科の合同授業で行った。2年生は「海外の雨温図を見てその意味を探る」学習において、国語と社会と理科の合同授業を行った。

水質調査
環境DNA
タコノマクラの観察
無脊椎動物の観察
雨温図
音の速さを調べる

提出物

学習内容報告書「海水について理解を深めよう」 PDF形式(883KB)

学習内容報告書「身近な海の生物について調べよう」 PDF形式(869KB)

学習内容報告書「陸地と海のつながりを考えよう」 PDF形式(1,531KB)

教材「ワークシート 式根島の水質を検査しよう!」 PDF形式(101KB)

教材「ワークシート 実験 海水を調べて住んでいる魚を見つけよう!」 PDF形式(108KB)

教材「ワークシート 観察 タコノマクラの発生の観察」 PDF形式(58KB)

補足資料「生徒作成パンフレット「ゆっくり式根島旅」」 PDF形式(2,538KB)

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