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【笹川平和財団・笹川日中友好基金主催講演会】
10/1「中国PM2.5問題の実態と日中協力の可能性」
(2015.10. 1開催)

ここ数年、中国で広範囲かつ高濃度で発生しているPM2.5(微小粒子状物質)の大気汚染は、日本国内にも一部が飛来しているとみられ、急性および慢性の呼吸器系疾患や循環器系疾患を引き起こすものとして、両国の国民および政府の大きな関心を呼んでいます。しかし、PM2.5の大気汚染には今なお未知な部分が多く、中国政府としても科学的知見に基づく有効かつ現実的な対策が採れていません。

笹川日中友好基金では、こうした中国のPM2.5大気汚染の原因を一部でも明らかにし、その緩和に必要な対策を提言することを通じて、両国の国民生活と関係の改善に貢献するため、この問題に関する中国の第一人者である賀克斌・清華大学環境学院院長らとともに、今年度から「PM2.5日中共同研究」事業を始めました。

このたび、そのキックオフとして、「中国PM2.5問題の実態と日中協力の可能性」と題して、下記の要領で、公開セミナーを開催する運びとなりました。日本人にとっても決して単なる対岸の火事ではない中国のPM2.5問題について、最新の研究成果に基づく実態を聞いていただく機会です。どうぞ足をお運びください。
講演者プロフィール
<賀克斌>清華大学環境学院院長
1962年中国四川省成都生まれ。1990年に清華大学講師、1992年に同准教授、1996年より同教授。この間、ハーバード大学、デンマーク工科大学、リーズ大学にて客員教授。主な研究分野はPM2.5(微小粒子状物質)と大気複合汚染のコントロール。北京五輪、上海万博、広州アジア大会などで大気汚染対策を担当したほか、環境保護部や科学技術部など政府の審議会委員を多数歴任。ネイチャー誌はじめ国内外の有力学術誌で220編以上の論文を発表、うち140編以上が論文データベースSCIに収録。

<若松伸司>愛媛大学農学部教授/大気環境学会会長
1946年北海道生まれ。1970年北海道大学大学院工学研究科修士課程修了。1970年神奈川県公害センター(現:神奈川県環境科学センター)、1976年北海道大学工学部、1979年国立公害研究所(現:国立環境研究所)を経て、2006年より愛媛大学農学部。工学博士、技術士(応用理学)。
【笹川平和財団・笹川日中友好基金主催講演会】
「10/1中国PM2.5問題の実態と日中協力の可能性 」
日時
2015年10月1日(木)10:00~11:50 (9:30受付開始)
会場

日本財団ビル
〒107-8404 東京都港区赤坂1丁目2番2号日本財団ビル(地図
大会議室(銀座線虎ノ門駅、あるいは溜池山王駅より徒歩5分)

主催
笹川平和財団・笹川日中友好基金
プログラム

「中国PM2.5問題の実態と日中協力の可能性」

10:00-10:05

主催者挨拶

10:05-11:15

【講演】

 賀克斌 「中国PM2.5汚染の現状と対策」

 若松伸司 「大気汚染にかかる日本の経験と日中協力の可能性」

11:15-11:45

【質疑応答】

11:45-11:50

【閉会の辞】

 賈棣鍔 中国青年国際人材交流センター副理事長

11:50

閉会

使用言語
日本語-中国語同時通訳付(※英語での通訳はございませんのでご注意ください。)
その他
参加費無料・要予約/定員200名(申込先着順)
お申込について
講演会への参加をご希望の方は、9月29日(火)17:00までに本ページよりお申し込みください。
※定員になり次第締め切らせていただきますので、予めご了承ください。
※お申込みの際に皆様からいただく個人情報は、当財団の主催または後援によるセミナー・講演会等へご案内する際に使用させていただきます。
事務局
笹川平和財団 笹川日中友好基金(関山、早乙女)
お問い合わせはこちら
電話: 03-5157-5190
9月24日にオフィスを移転いたしました。

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