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シンポジウム 「日中若手歴史研究者会議―国境を越える歴史認識」開催のご案内

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90年代以降、日中両国では敵対の経験をもたない戦後世代が国の進路を決める時代となり、未来に向けた信頼関係が構築できると期待されていました。ところが現実は、経済と社会の相互依存関係が深まった一方で、両国の戦後世代間に隔たりが生まれ、歴史認識の問題が依然として両国民の相互理解と協力を阻害する要因となっています。

笹川日中友好基金は、2001年に「日中若手歴史研究者会議」を組織し、日中の60年代以降生まれの若い世代の研究者を中心とした日中関係史の勉強会や国外研究者の招聘、国際シンポジウムの開催などを行ってきました。

この度、これまでの研究会の経験をふまえ、以下の通り 「日中若手歴史研究者会議 ―国境を越える歴史認識」を開催することになりました。日中だけでなく、米国からも歴史研究者をお招きし、東アジア近現代史の研究者間で情報を共有すると同時に、日中関係をより大きな歴史研究の流れの中でとらえ直すきっかけを与えることが今回の会議の狙いです。

ご多忙中とは存じますが、ぜひご出席いただきますよう、お願い申し上げます。
共催:
早稲田大学東アジア研究所 日中若手歴史研究者会議準備委員会
笹川日中友好基金
日 時:
3月28日(火)10:00~18:30
場 所:
早稲田大学国際会議場3階・第2会議室(早稲田大学西早稲田キャンパス)
地図参照 このマップ中の18号館内)
参加費:
無 料
プログラム:
10:00~10:10 挨拶 三谷博・劉傑「国境を越える歴史認識」
10:10~12:00 第一部 近代日中関係史―対立と友好の始まり
発表者
茂木敏夫(東京女子大学現代文化学部助教授)
「日中関係史の語り方―19世紀後半」
川島真(北海道大学大学院法学研究科助教授)
「関係緊密化と対立の原型―日清戦争から二十一カ条要求まで」
劉傑(早稲田大学社会科学総合学術院教授)※Webビデオによる発表
「反日・反中循環のなかの日中外交―満洲事変前夜」
討論者
岡本隆司(京都府立大学文学部助教授)
12:00~13:00 昼食・休憩
13:00~15:00 第二部 戦中期日中関係史の争点
発表者
服部龍二(中央大学総合政策学部助教授)
「田中上奏文をめぐる論争―実存説と偽造説の間」
樋口秀実(國學院大学文学部専任講師)
「満洲国史の争点―同時代と後世の視角」
楊大慶(ジョージワシントン大学歴史学部準教授)
「南京アトロシティ―戦時の暴力をどう認識するか」
浅野豊美(中京大学教養学部教授)
「台湾植民地支配時代の語られ方」
討論者
小林英夫(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授)
15:00~15:20 コーヒーブレイク・休憩
15:20~17:20 第三部 現代日中関係への視点
発表者
三谷博(東京大学大学院総合文化研究科教授)
「歴史教科書―ほ日本の制度と新たな論争の構図」
茨木智志(上越教育大学助教授)
「歴史教科書にみる日中の相互認識」
村井良太(駒澤大学法学部専任講師)
「戦後日本の政治と慰霊」
楊志輝(早稲田大学社会科学総合学術院非常勤講師)
「戦争賠償・戦後補償問題」
討論者
アンドルーゴードン(ハーバード大学歴史学部教授)
17:20~17:30 休憩
17:30~18:30 総合討論
「シンポジウム 日中若手歴史研究者会議―国境を越える歴史認識開催のご案内」

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