事業紹介

2013年
事業

330 地方大学における日本語学習者の日本研修

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日本語を勉強しているのに滅多に日本人に会ったことがない。そんな環境にある中国の地方の優秀な大学生を選抜して日本に招く事業です。

事業実施者 中国教育国際交流協会(中国) 年数 5年継続事業の5年目(5/5)
形態 自主助成委託その他 事業費 19,403,150円
2013年度の選抜試験と研修参加者
2013年4月、2013年度の参加者を決める選抜試験が各学校でおこなわれました。本年度の参加校は9校です。それぞれの学校ごとに、まず筆記試験で10名にしぼられ、面接試験がおこなわれ、最終的に各校2名(2校は3名)が激しい競争を勝ち抜きました。
厳正で公平な選抜試験の結果、今年度の参加者は以下の20名の学生と、引率教師2名の方たちになりました。
面接試験のようすPhoto
2013年度合格者のPhoto
研修日程

2013年度の研修予定は以下の通りです。

 

これは2013年06月01日現在の予定です。
現在まだ検討中の部分があります。

したがって、変更する場合があります。
 
月日活動
7/30【火】 北京で集合
7/31【水】 北京で研修
8/01 【木】 北京から成田へ NH956 北京発 08:30→成田到着 13:05
到着後、バスで東京へ。奉仕園へ入室
8/02【金】 オリエテーション、研修日程の説明、講師の紹介など
夕方、歓迎会
8/03【土】 箱根(一泊二日体験学習旅行)箱根湯本、強羅、大湧谷、芦ノ湖
8/04【日】 箱根(一泊二日体験学習旅行)箱根神社、クラフトセンター
8/05【月】 OBとの交流授業 / 日本総合理解授業
8/06【火】 日本総合理解授業
8/07【水】 日本総合理解授業 / 個別ゼミ:テーマの決定など  夕食会
8/08【木】 日本総合理解授業
8/09【金】 日本総合理解授業 / 個別ゼミ
8/10【土】 自主研究日
8/11【日】 自主研究日
8/12【月】 日本総合理解授業 / 早大生との交流授業
8/13【火】 (文化体験:観劇)
8/14【水】 日本総合理解授業 / 個別ゼミ
8/15【木】 日本総合理解授業
8/16【金】 日本総合理解授業 / 個別ゼミ
8/17【土】 自主研究日 
8/18【日】 自主研究日
8/19【月】 日本総合理解授業 / 個別ゼミ
8/20【火】 日本総合理解授業
8/21【水】 集中講義まとめと研修発表準備
8/22【木】 集中講義まとめと研修発表準備レポート提出締め切り日
8/23【金】 研修発表会、フェアウェルパーティー
8/24【土】 東京 → 京都
8/25【日】 奈良(東大寺、春日大社、法隆寺)
8/26【月】 京都
8/27【火】 京都: 立命館大学の学生と京都散策 
8/28【水】 京都
8/29【木】 京都
8/30【金】 京都
8/31【土】 中国へ帰国 NH159 関空発10:00→北京到着12:30
9/01【日】 北京で事後研修(研修成果の発表) 夜:OBとの交流会
9/02【月】 北京で事後研修(北京見学)
9/03【火】 北京から帰郷


熱烈歓迎!

関係者一同、みなさんのお越しを心よりお待ちしています! 歓迎光臨!

笹川会長歓迎メッセージ

なお、関連記事があります。産経新聞に掲載された笹川陽平(笹川日中友好基金運営委員長)の関連記事については、こちらをご覧ください。

 

以下は、早稲田大学、立命館大学、中国教育国際交流協会、過去の本事業参加者のみなさま、および笹川平和財団職員からの歓迎のメッセージです。画像をクリックすると、大きなサイズでご覧いただけます。

 

                                       
学生さんの出身地のご紹介です

学生さんたちの出身地は、広い中国の、さまざまな地域です。その一部をご紹介いたします。

趙婉韜さんPhoto 趙婉韜(ちょう えんとう)さん

西南民族大学3年生
満族
河北省秦皇島市出身
01 01. 秦の始皇帝がここへ不老不死の薬を求めに来たという物語は「秦皇島」という名前の由来といわれています。「秦皇求仙入海処」という観光スポット。
02 02. 燕山山脈に属する山地「角山」の上を、万里の長城が走る。
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03. 万里の長城の東のはじっこ、長城が海に突き出ている老龍頭。
04 04. 要衝の場所に在り、万里の長城東側第一番目の関でもあるため、「天下第一 関」と呼ばれている。
05 05. 漁船を照らす日の出
06 06. 小学校「興華小学」。いつ建てられたのか分からないですけど、古い校舎は日本人が建てたものだと言われています。1945年まで「日本小学」と呼ばれていました。古い校舎の写真はなかなか見つけられなくて、これは2003年に建てられた新校舎です。
07 07. 高校「山海関第一中学」全部古代建築を模倣した校舎。
08 08. 北側と東側は万里の長城に囲まれるので、「長城を塀にする学校」と言われています。
09 09. 長城を堺として、山海関は「城里」と「城外」二つの部分に分けられています。「城里」は全部古風建築です。
10 10. これも「城里」
11 11. これは「城外」。「城外」は現代の町と違いがありません。
11 12. 「城外」
13 13.  火鍋「荤锅」。たくさんのシーフードと地元の漬物や豆腐などで作った山海関独特の古式の火鍋です。
14 14.  満族の民族食品だった「饽椤饼」今は山海関特有の美食となりました。餃子のようなものですけど、小麦粉ではなく、澱粉で皮を作ります。
15 15.  その皮の外は「饽椤」という植物の葉で包んで、蒸かして作ったものです。
16 16. 「大樱桃之乡」と呼ばれる山海関の名産物――さくらんぼ
17 17. 年中行事の「桜桃節」でさくらんぼ狩りを楽しんでいる観光客。
余夢秋さんPhoto 余夢秋(よ むしゅう)さん

寧夏大学日本語学科3年生
寧夏回族自治区呉忠市出身




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呉忠市 呉忠市の街並み
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夜の呉忠市 回族の少女たち
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回族の服装 回族の羊料理
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回族の食べ物(揚げ面) モスク
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回族の礼拝風景 回族の武術
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「黄河は寧夏を豊かにし、寧夏の美は呉忠にある」 新しくできた黄河楼
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黄河中華壇 108塔
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うちの近くの広場 うちの近くの道
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わたしと父 わたしと母
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わたしと友人たち  
王雹さんPhoto 王雹(おう はく)さん

貴州民族大学日本語学科3年生
貴州省安順市出身




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「地戯」を演じるマスク 「地戯」を演じる男たち
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ろうけつ染め ろうけつ染め
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安順市の南27kmの竜宮 安順市内
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安順市内の文廟(孔子を祭る所) 安順市内の文廟(孔子を祭る所)
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安順市辺りの屯堡の古鎮(石の砦)
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黄果樹の滝 今年の4月、安順の竜宮にいる私
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今年の4月、安順の竜宮にいる私 市内のお寺と白塔
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市内の古い街 市内の古い街
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市内の人工の湖 市内の人工の湖
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屯堡の婦人および彼女たちの服装 父と母
何小琴さんPhoto 何小琴(か しょうきん)さん

寧夏大学日本語学科3年生
重慶市璧山県出身




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重慶市壁山県 テレビ塔
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テレビ塔公園の黄角樹 火鍋
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辛い粉 湿地公園の池
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湿地公園の噴水 湿地公園の蓮
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秀湖公園の橋 秀湖公園の碑
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秀湖公園の門 壁山高校
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野菜基地 重慶の農村の風景
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うち 湿地公園で遊ぶ従妹
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うちのおばあちゃん 親戚のおばさん
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うちの犬  
虞新恵さんPhoto 虞新恵(ぐ しんけい)さん

雲南師範大学日本語学科3年生
雲南省祥雲県出身




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祥雲県の入り口 祥雲県の町
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祥雲県の中心—「鼓楼」 「鼓楼」という町
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「青海湖」 青海湖の中のホテイアオイ
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祥雲県の雲南駅 シルクロードの一部—「茶马古道」
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「茶马古道」に100年前に作られた門 水目山
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頂上から見た景色 石灰を作る工場
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うちで作ったアルミしゃくし 田畑
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うちから見た畑 うちで植えたトウモロコシ
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どんどん減少している交通機関 馬車
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松明祭り  
劉丹さんPhoto 劉丹(りゅう たん)さん

寧夏大学日本語学科3年生
重慶市石柱県出身




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わたしの 妹 今中学の三年
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わたしのお母さん お父さん
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母と父 実家の結婚式
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実家の森、冬 揚子江
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村の委員会 独特の料理 绿豆面
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石柱県の外見 長い廊下
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水車 独特の旅館
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土家族独特の踊り 摆手舞 県内の長い梯子
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石柱高校 石柱中学
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高校の校舎 高校の校舎
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高校の風景  
東京到着〜研修発表の日
7月30日に北京に集合。北京での研修を終え、8月1日に無事に成田空港に到着。そこから一ヶ月の研修が始まりました。
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photo02 箱根〜OBと交流

到着して二日後、一行は箱根旅行に一泊二日で出かけました。この小旅行には日本にいる先輩たち4人も参加しました。そして、東京に戻ってから、さらにふたりの先輩が加わり、合計6人の先輩たちと進路や日本での留学生活の実際について話し合いました。

箱根旅行

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先輩の進路についての紹介

西南民族大学の楊立萍さんが先輩の唐雅麗さん(2011年度参加)の大学卒業後の進路について紹介してくれました。また、内モンゴル師範大学の趙乃萱さんが先輩のナンディンさん(2012年度参加)の進路について紹介してくれました。

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OBとの交流

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関西旅行〜北京研修

関西旅行や北京での研修のようすです。

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03 京都タワー
04 京都国際マンガミュージアム
05 京の宿 北海館 お花坊
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09 奈良 春日大社
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13 奈良 法隆寺
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16 ゆかた体験
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23 金閣寺
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Photo07 立命館大生と交流

「日本研修」2013年度、京都での立命館大学の学生さんたちとの交流のようすです。3グループに分かれ、京都や大阪を歩き回りました。

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Photo08 最後の3日

「日本研修」2013年度、関西旅行での、最後の3日間の活動のようすです。

01 02 嵐山公園、周恩来記念詩碑「雨中嵐山」
03 竹林の道
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05 保津川 川下り
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13 建仁寺 座禅体験
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Photo09 北京研修・OB会

日本での研修を終えて帰国したあと、北京での研修のようすです。

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04 故宮見学
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13 万里の長城の見学
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15 OBとの交流  2012年度参加 張楠さん
16 2010年度参加 方海龍さん
17 2011年度参加 張璐さん
18 2009年度参加 李暁君さん
19 2011年度参加 龍楠さん
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24 2010年度参加 ガサンジョマさん
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30  2010年参加 ムン太郎さん(中央)
人民中国の記事

「日本研修」が『人民中国』誌に取り上げられました。2013年度10月号、64-65頁です。(中国の学生のみなさんは、ぜひ日本語学科、あるいは図書館で探してご覧ください)

帰国後の報告会

帰国後に各校でおこなわれた報告会のようすです。

貴州民族大学。9月16日、報告者は胡玉瑶さんと王雹さんです。

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報告した胡玉瑶さんからのコメント

帰国してまもなく、うちの大学で報告会を行うことができました。

報告会の前はこの一ヶ月の思い出を整理しながら、紹介する段取りをきちんとつけました。そして、みんなに紹介するうちに、後輩たちは何度も研修内容や感想について質問しました。報告会に来てくれた後輩たちは積極的な態度を持っていることもさることながら、今回の報告会によって、いつかこういうようなすばらしい機会もいただくことができるように、日本語をもっと懸命に勉強していきたいと決心した人も数多くいます。それは何より嬉しかったと思います。

今回の研修の機会は珍しかったと言うよりも、すばらしかったと思います。すばらしい先生がたや友達と出会ったり、すばらしい一ヶ月のきつさと楽しさを味わったりしてきました。そのうえ、物事に対して、自分の頭でよく考えることの大切さに気づきました。そして考える力を意識的に培うことができました。この研修は研修に恵まれた私たちの人生の宝物として輝いています。そして、私たちはもっと自信をもって、将来へ歩いていくことができるようになったと思います。

ここで、この研修のために、私たちが見えないところで力を尽くされたご関係の方々に、改めて感謝の気持ちを伝えたいと思います。お世話になりました!まことにありがとうございました!

西南民族大

帰国後に西南民族大学で行われた報告会のようすです。2013年9月24日火曜日、三年生の授業で、約110人を相手に報告したそうです。報告者は、楊立萍さんと趙婉韜さんです。

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報告をした楊立萍さんからのコメント

「じゃ、趙さん、楊さん、報告する前にしなければならないことはなんですか」。まず先生にそう聞かれて、ふたりとも、二、三秒深く考え込みました。

そうですね、まず感謝の気持ちを表さなければなりません。笹川平和財団はもちろん、あの一ヶ月間ずっとお世話になった先生方々、私たち20人のためにいろいろ努力してくださった方々、それにこの四年間ずっと熱心に教えてくださっている学校の先生方々、2013年の8月にこんな素晴らしい思い出を作ってくださいまして、ありがとうございました。

後輩たちが好奇心を抱きながら私たちの報告を聞いて、笑ったり考えたりする姿を見ていたら、「来年、もしこの研修が続けられれば、そしてもし、うちの学校がまたこのチャンスをいただければ、この教室に座っているなかの2人も私たちと同じようなことを体験できるかもしれない。彼らの研修はどうなるのかなあ」なんて、思わずそんな想像をしてしまいました。

そんな来年の後輩たちにちょっと言っておきたいことばを思い出しました。それは「一期一会」です。もちろんこの研修で繋がりを持った人たちとはその後もきっと会えますし、日本に留学する人もいるかも知れません。ですが、やはり「一期一会」のような気持ちを持って、この研修のすべてを大切にしてほしいと思います。

 

報告をした趙婉韜さんからのコメント

一、後輩からの感想

「日本語を勉強してからこの二年間、毎日単語や文法ばかり勉強し、日本の風土民情については、本で読んだだけの程度で、本場の日本文化を体験したことは一度もありません。今度の報告会で、先輩たちが研修の間に撮った写真とビデオを見せながら、日本での体験を紹介してくれました。先輩たちは研修旅行で日本語を勉強しただけではなく、本場の日本料理と伝統文化も体験しました。それに、研修をきっかけに、日本人と交流したり、知り合いになったり、いい思い出を作りました。私も来年ぜひ一度参加したいです」

二、自分の感想

報告会を準備していた時、後輩たちに全体的に紹介してあげたかったので、写真と玉腰先生に作っていただいたビデオすべてにもう一度目を通しました。東京の歓迎会から泣きながら帰国の飛行機に乗った関西空港まで、ワクワクした期待から名残惜しくてもう帰りたくなかった気持ちまで、全部呼び返されてきました。

報告会で、わずか何十枚かの写真とビデオでこの一ヶ月間の経験をすべて言い尽くせるわけはありません。でも、「ぜひこのチャンスを大切にしてほしい。ぜひ他の人との繋がりを大切にしてほしい」という気持ちだけは後輩にちゃんと伝わるようにと、皆さんといろいろな交流をしました。彼らもすごくまじめに聞いてくれて、面白い話になったところでは一緒に笑ってくれました。

報告会が終わった後、何人かの学生さんが前に来て、「先輩、私も来年このプロジェクトに参加したいのですが、どうやって選ばれるのですか」とか「今から努力すれば間に合いますか」とか、研修(とくに選抜について)のことをたくさん質問され、とてもうれしく思いました。

後輩たちに今から努力して、来年の研修でも頑張ってもらいたいと同時に、自分もぜひこのみんなから羨まれる素晴らしい体験を一生の宝物として大切にして、守っていきたいと思っております。

青海民族大

帰国後、2013年10月9日に青海民族大学で行われた報告会のようすです。

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青海民族大学での発表のようすは、国際交流基金のサイトでも紹介されています。

国際交流基金 イベントレポート
笹川平和財団の「地方大学における日本語学習者の日本研修」報告会
http://www.chinacenter.jp/event/report_view/215

雲南師範大

2013年12月12日に雲南師範大学で行われた報告会のようすです。

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玉腰先生 こんばんは、虞新恵です。

先々週に報告会をする予定でしたが、その日、先生たちが学校の会議に行かなければならなくなり、報告会が後回しになりました。もっと早くするべきでしたが、いろいろな原因でこんなに遅くなって、本当に申し訳ありません。

この報告会の準備をしているうちに、また、あの夏休みのことを思い出して、本当に懐かしかったです。後輩たちに自分が日本に行って感じたことをちゃんと伝えるように報告しました。

あのいいチャンスをいただいて、日本で最高な一か月間を過ごして、感謝の気持ちでいっぱいです。あの体験は今の私が前に進む励みになりました。これからもがんばります。

 

報告をした毛潔さんからのコメント

12月12日、楽しい午後の二時間を日本語科の皆さんと過ごしました。

報告会は16時から始まり、この夏日本で勉強したこと、体験したこと、味わったことなどを紹介し、自分の目から見た生の日本を皆さんと分かち合いました。話しているうちに、自分たちもあの素敵な思い出にふけっていて、時間まで忘れるほどでした。本当に懐かしい一ヶ月です!

つい時間がたってしまいましたが、皆さんはおなかが空いてもごく真面目に聞いてくれて、それに感心しました。報告会の後にも、何人かの後輩は感想を私たちに聞かせて、「来年行けるように自分も努力しなきゃ」「これからは頑張ります」などと、決心をつけていました。

今度日本での素敵な体験を後輩たちに話すだけではなく、彼らにも体験させたいんです。そのチャンスを逃さないように今から努力してほしいです。

最後は感謝の気持を込めて、今度の研修をいろいろ工夫してくださったスタッフの方々に、お世話になった方々に、そしてうちの大学の先生方に、深くお礼を申し上げたいんです。誠にありがとうございます!


発表のようすを載せた雲南師範大学のウェブサイト

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2013年11月27日、寧夏大学の「日本語コーナー」で行われた報告会のようすです。

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報告をした劉丹さんからのコメント

先週、私の学校の日本語コーナーで、日本語科の皆と何人かの日本の方にあの研修について発表しました。

発表を準備したときに、東京での三週間の勉強と一週間の楽しい小旅行の思い出が目の前に浮かびました。帰国してから、担当の先生方や私たちの面倒を見てくださった方々にあまり連絡していなくて恥ずかしいですが、その方々の優しく熱心な姿は一生忘れません。

発表のパワーポイントを作るために、日本で撮った写真をもう一度一枚ずつ見ました。そのおかげで、日本で感動したこともたくさん思い出しました。その中から、一番感心したこと--日本の文化財保護について皆に紹介しました。一週間の旅行で、日本の古い寺院をいろいろ見学しました。保存状態のよい古い建物が整然と並んでいました。そこから、日本人の文化財保護意識の高さがよく伝わってきました。もし中国人も日本人のように、自国の文化遺産を大切にするならば、数え切れないほどの文化財が、遠い未来まで保護され、後の世代でも役に立てると思います。

今回の研修で、たくさんの名所を見学し、生の日本を味わうことができました。そして、今まで習った日本語を使って、日本人といろいろ交流することもできました。この研修はとても有意義な体験となりました。

これは、笹川財団や早稲田大学の方々、また、中国教育協会のおかげに他ならず、感謝の気持ちでいっぱいです。これからもこのような活動が続けば、後輩たちも日本に行くことができ、いろいろ体験できれば何よりだと思います。

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2013年12月18日、寧夏大学の「日本語コーナー」で行われた報告会のようすです。

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報告をした余夢秋さんからのコメント

ドキドキしながら、発表会が始まりました。八月の思い出はいっぱいあって、始まる前はどうやって後輩たちに伝えるかずっと考えていました。いろいろ考えて、私の一番強い感想を発表しました。

まずは勉強の面から、謙虚な態度で他人から勉強して成長することが重要だと言いました。

それに自分で考えることと、自信を持って他人と積極的に交流することの重要さを強調しました。「交流することを通して、日本語のレベルを向上させる」ということを後輩たちに伝えられたならうれしいと思います。
要するに、自分が動かないと、何も始まらないと伝えました。何をするにも、動くことは基本です。思うだけでなく、第一歩を踏み出し、将来に向かって歩いていくことが一番重要です。

言いたいことはたくさんありましたが、やはり後輩たちが自分で体験したほうがいいと思いました。

発表の最後に、好きな写真をビデオに編集して上映しました。

写真を見ながら、八月に出会った人と過ごした時間を思い出しました。

ちなみに、BGMは「secret_base~君がくれたもの」です。「君と夏の終わり、将来の夢、大きな希望、忘れない。10年後の八月また出会えるのを信じて、最高の思い出を」という歌詞は八月のことと同じだと思いませんか。私は歌詞のような気持ちを持ち、皆さんと会える日を待っていますよ(笑)。

八月の思い出はもう絆になって、私たちは強く繋がれています。私も人と人との繋がりの中で生かされてるということを実感しました。離れたとしても、私たちはいつも繋がっているから、ドラえもんのどこでもドアがなくても、またいつか会えます。

一ヶ月間の研修は、本当に勉強になりました。私はずっとわがままで、先生たちに迷惑をかけっぱなしで、本当に申し訳ありませんでした。

これからも努力し、みんなと一緒に目標を目指して進んでいきたいと思います。いろいろありがとうございました。

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