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  • 「2025‐2026年ミャンマー総選挙の意味を問う――民意なき選挙がミャンマー政治に残すもの」のコピー

    2026.03.27

    山本 哲史新着ミャンマー
    「2025‐2026年ミャンマー総選挙の意味を問う――民意なき選挙がミャンマー政治に残すもの」のコピー

    本論考は、2025〜2026年に実施されたミャンマー総選挙を1990年以降の選挙史に照らし、その政治的意味を検討します。軍政による民主派の排除、限られた地域のみでの実施、偏った選挙管理体制などを整理し、今次選挙が「民意なき選挙」と評される背景を明らかにします。あわせて、選挙本来の対立吸収機能が働かない現状を踏まえ、国軍と民主派の対立構造が再び固定化されるリスクを論じます。歴史と制度の両面からミャンマー政治の現状と課題を読み解きます。


  • 印パ交戦、ラダック騒擾、デリー爆発事件:2025年のカシミール紛争

    2026.03.13

    拓 徹平和構築全般新着
    印パ交戦、ラダック騒擾、デリー爆発事件:2025年のカシミール紛争

    本論考は、2025年に相次いで発生したテロや衝突事案を通じて、インド・パキスタン関係とカシミール情勢の現在に焦点を当てます。4月末のインド側カシミールでのテロ事件を起点に、5月の印パ交戦、9月のラダック騒擾、11月のデリー自動車爆発事件をたどりながら、筆者は現地情勢と政策対応の変化を丹念に整理します。一連の出来事が地域の不安定化に持つ意味を読み解き、今後の展望を考察します。


  • ロヒンギャ難民を取り巻く状況:バングラデシュのキャンプと国連の対応、マレーシア(クアラルンプール)の現状を中心に

    2026.02.06

    大橋 正明バングラデシュ新着
    ロヒンギャ難民を取り巻く状況:バングラデシュのキャンプと国連の対応、マレーシア(クアラルンプール)の現状を中心に

    本論考は、支援縮小が続く中でロヒンギャ難民が直面している現実を、バングラデシュのキャンプとマレーシアでの生活状況を軸にわかりやすく整理しています。難民の暮らしを支えてきた仕組みが揺らぐ今、国際社会がどんな課題に向き合うべきなのかを考える手がかりとなる内容です。


  • 政変後のミャンマーにおける独立系教育機関の「いま」 ―少数民族地域の学校を訪れて―

    2025.10.24

    三村 りか子新着ミャンマー
    政変後のミャンマーにおける独立系教育機関の「いま」 ―少数民族地域の学校を訪れて―

    本レポートは、政変後のミャンマーで教育を守ろうとする独立系学校に焦点を当てます。政府系や武装勢力系に属さない中立的な学校は、少数民族地域で数少ない選択肢となっています。筆者は約1か月間の現地滞在を通じて、資金難や安全の不安、徴兵制など若者を取り巻く課題を記録し、内戦下で教育を続ける意義と希望を考察します。


  • 【エッセイ】ミャンマー・2021年クーデター後のロヒンギャ人難民キャンプ (3) ―バングラデシュからの海外を目指す―

    2025.10.17

    岡野 英之バングラデシュ新着
    【エッセイ】ミャンマー・2021年クーデター後のロヒンギャ人難民キャンプ (3) ―バングラデシュからの海外を目指す―

    本エッセイ(第3回/全3回)は、ロヒンギャ人をめぐる国籍問題と、ミャンマー・バングラデシュ両政府の対応を考察します。ミャンマー政府はロヒンギャ人を「移民」として国籍を認めず、バングラデシュ政府も自国民としての統合には否定的です。こうした制度の狭間で、ロヒンギャ人は「どの国にも属さない存在」として扱われています。筆者は現地調査を通じて、国境や国籍に縛られた近代国家の枠組みが、難民の尊厳や人権にどのような影響を与えているのかを問い直します。シリーズの締めくくりとして、制度の限界と人間の尊厳をめぐる根本的な問いに迫ります。