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2019.02.04
田中 志歩バングラデシュバングラデシュ・チッタゴン丘陵地帯における少数民族に関する教育及び言語政策に関する現状
田中志歩(香川大学教育学研究科学校教育専攻修士課程) 大河川が運ぶ土砂で造られたデルタ地帯のバングラデシュの中で、チッタゴン丘陵地帯は、バングラデシュ東南部に位置し、アラカン山脈につながるバ
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2018.10.23
根本 敬ミャンマーラカイン州の人々の平和で公平かつ豊かな未来に向けて: ラカイン州諮問委員会最終報告書
ミャンマー(ビルマ)から流出したロヒンギャ難民の問題は国際的イシューと化している。2017年8月に生じた「アラカン・ロヒンギャ救世軍(ARSA)」を自称する武装集団によるラカイン州北西部の警察施設等への攻撃をきっかけに、ミャンマー政府軍や警察、身元不明の「民兵」らによる行き過ぎた捜索や圧迫が起こり、数多くのロヒンギャ一般住民が迫害され、居住地であったラカイン州北西部から追い出され、その数は最終的に70万人にも達した。
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2018.08.10
杉江 あいバングラデシュバングラデシュのロヒンギャ難民キャンプ―2018年1~2月の現地調査より
田中志歩(香川大学教育学研究科学校教育専攻修士課程) 大河川が運ぶ土砂で造られたデルタ地帯のバングラデシュの中で、チッタゴン丘陵地帯は、バングラデシュ東南部に位置し、アラカン山脈につながるバ
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2018.08.10
西 直美タイ深南部「イスラーム復興」のもう一つの顔
タイ深南部(パッターニー県、ヤラー県、ナラーティワート県とソンクラー県の一部)では、2004年にタイ政府と反政府武装組織の抗争が激化してから、10年以上の月日が経った。深南部で続く紛争の背景に関して、これまで数多くの貴重な研究が蓄積されてきた。論点となってきたのは、おもに政治と歴史である。タイ政府による抑圧的政策や権力濫用が、パタニ・マレー語を母語とする深南部のマレー・ムスリムの周縁化と分離独立運動の興隆をもたらした。