新着記事NEW ARTICLES

  • 31年ぶりのセンサスに見る諸問題

    2014.06.02

    斎藤紋子ミャンマー
    31年ぶりのセンサスに見る諸問題

    2014年3月30日から、ミャンマーでは31年ぶりの国勢調査が行われた。これ以前では1983年の国勢調査が最新であり、それ以降は国内の政治情勢等もあり実施されてこなかった。今回の国勢調査実施は民主化の進展による国内安定化


  • ミャンマーにおける最近の宗教的暴動: ビルマ・ムスリムの現状

    2014.02.17

    ティン・ウィン・アクバルミャンマー
    ミャンマーにおける最近の宗教的暴動: ビルマ・ムスリムの現状

    すっかり定着していた軍事独裁政権から民主主義誕生へというミャンマーの変革のストーリーは多くの観測筋を驚かせた。しかし、2012年の秋から2013年末にかけて発生した仏教徒によるムスリムへの暴力的攻撃がこの前向きな動きに影


  • カレンニーとカヤー:2つの「名」をめぐって

    2014.02.05

    久保 忠行ミャンマー
    カレンニーとカヤー:2つの「名」をめぐって

    内戦の構図 ビルマ(ミャンマー)には4つの問題があると言われてきた。軍事政権からの民政移管、薬物の撲滅、HIV/AIDS、そして民族紛争である。前者の3つは国際社会の利害にも結びつく問題である。このため国際社会は、(その


  • 東ティモールの治安部門改革(SSR)と現地社会の主体性の課題

    2014.01.29

    上杉勇司平和構築全般
    東ティモールの治安部門改革(SSR)と現地社会の主体性の課題

    はじめに 本稿では、これまで私が平和構築の研究と実践や東ティモールにおける治安部門改革(Security Sector Reform: SSR)に関する研究と実践を通じて痛感した課題を「現地社会の主体性」をキーワードに


  • 国籍法に象徴されるビルマ(ミャンマー)の排他的ナショナリズム

    2014.01.24

    根本 敬ミャンマー
    国籍法に象徴されるビルマ(ミャンマー)の排他的ナショナリズム

    はじめに ビルマ(ミャンマー)では2011年後半以来、民主化や経済の自由化に向けた「上からの変化」が急速に進み、政治囚の解放や事前検閲の廃止など、国際社会が望む前向きの成果が見られる一方、いくつもの後ろ向きの現象も生じ