沿岸国の権利・義務と海底に眠る資源

海底に眠る資源

地形的な意味での大陸棚は、氷河期には陸地であった部分であるため、石油や天然ガスなどの資源が豊富にあると考えられています。
法的な意味での大陸棚は、200海里を超えて延長される場合、実際の海底地形の状況によっては、延長された部分が地形的意味での深海底であることもあります。そのような深海底には、希少金属(ニッケル、コバルトなど)を含むマンガン団塊やコバルト・リッチ・クラスト鉱床、海底熱水鉱床が海底に存在する場合があります。我が国周辺の海域には、そうした海底資源や、新エネルギー源として期待されるメタンハイドレードが多く存在すると言われています。


海底のマンガン団塊
写真提供: 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)

 


海底のコバルト・リッチ・クラスト(黒い葡萄状のもの)
写真提供: 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)
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