事業内容
日本の震災復旧の経験を四川被災地の行政官を対象とした研修で活用
本事業は、 08年5月に発生した中国四川省大地震時の防災行政の不備への反省から出発し、神戸を中心とした日本の防災経験を中国の防災担当者に提供、 資質の向上を図ります。
09年度は、 中国人民大学公共管理学院、 四川省政府と協力し、 四川大地震被災地域の防災担当者を招へいし、 日本での研修を行いました。
そのために、 まず09年7月下旬に中国人民大学の専門家を迎え、 日本側専門家と協力しながら、 訪日研修のためのカリキュラムを作成しました。
- 中国国内の防災現場のニーズに合った防災応急マニュアル作成を進める
09年11月には被災地の行政官一行20名を招へいし、神戸、 大阪、 京都、 新潟、 東京で、 レクチャー、 意見交換会、現場視察などを通じて、 災害応急マニュアルの作成と活用をメインテーマに研修を行いました。
研修の経験を活用し、 中国人民大学の専門家が中心になって、 中国国内の防災現場のニーズに合った防災応急マニュアルの作成作業を進めています。
また、 助成先のイニシアティブによって、 研修の成果を活用したウェブサイト 「日中防災 ・ 減災ネットワーク」を作成するためのコンテンツが蓄積されました。
訪日研修の状況は、 中国国営新華通信社に配信され、 中国政府の公式ウェブサイトはじめ、 多数のウェブおよび活字メディアで報道されました。
事業実施者 |
笹川平和財団
中国人民大学公共管理学院(中国)
日本中国アジア経済戦略フォーラム(日本)
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年数 |
2年継続事業の1年目(1/2) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
14,826,307円 |