OPRIについて

これまでの主要な調査・研究開発例

海洋をめぐる状況が近年、大きく変わってきました。従来までの造船・海洋といった産業振興から広範囲な視点で海洋を取り上げ、技術開発のみでなく政策支援や国際協調など、ソフト・ハード両面にまたがって国際的な諸問題に対応する必要が高まっています。当研究所は、これまで我が国の海運・造船・造船関連工業の発展に貢献してきましたが、これらに加え、多岐にわたる海洋分野の取り組みを強化しています。その成果は国の政策支援や国際協力などに貢献しています。これまでの技術開発や調査研究からいくつかピックアップしました。

我が国の総合的海洋政策/国際共同事業等

海洋政策研究所は、我が国の海洋政策のあり方などに関して、以下のような検討及び政策提言、国際共同事業などを行っております。

海洋政策・海上交通

大陸棚の限界拡張に係る支援、国際海峡利用と諸国の協力体制に関する研究調査

沿岸管理・海洋環境

船用冷凍コンテナを利用したアワビ陸上養殖システムの研究開発、海洋及び沿岸域のゴミ問題に関する調査研究

海洋技術研究

船舶からの温室効果ガス削減方策に関する調査研究、外来生物の船体付着総合管理、海事産業の長期ビジョン、船舶排ガスに関する各種調査研究、生産システムの革新―「高度造船CIM」と「造舶Web」、超電導電磁推進船の開発など。

技術開発基金による研究開発

海運・造船産業は、海を越えて人々の必要とする物資を輸送することによって、人々の暮らしや経済を支える、なくてはならない大切な産業です。特に工業製品を輸出し、エネルギーや食料の大半を海外から輸入している我が国にとっては、海事産業なくして国民生活は成り立たないといっても過言ではなく、また、我が国の海運・造船産業の世界におけるシェアは高く、世界経済の発展にも非常に大きな役割を果たしていることを忘れることはできません。

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