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  • 「イスラーム復興」のもう一つの顔

    2018.08.10

    西 直美タイ深南部
    「イスラーム復興」のもう一つの顔

    タイ深南部(パッターニー県、ヤラー県、ナラーティワート県とソンクラー県の一部)では、2004年にタイ政府と反政府武装組織の抗争が激化してから、10年以上の月日が経った。深南部で続く紛争の背景に関して、これまで数多くの貴重な研究が蓄積されてきた。論点となってきたのは、おもに政治と歴史である。タイ政府による抑圧的政策や権力濫用が、パタニ・マレー語を母語とする深南部のマレー・ムスリムの周縁化と分離独立運動の興隆をもたらした。


  • ドゥテルテ政権:バンサモロ新自治政府設立のための法律成立

    2018.07.28

    石井 正子フィリピン南部
    ドゥテルテ政権:バンサモロ新自治政府設立のための法律成立

    2018年7月26日、ドゥテルテ大統領がバンサモロ・ムスリム・ミンダナオ自治地域組織法(Organic Law for the Bangsamoro Autonomous Region in Muslim Mindanao, 通称バンサモロ組織法、Bangsamoro Organic Law: BOL)[1]に署名をした。これにより、南部にバンサモロの新自治政府を設立し、MILF(Moro Islamic Liberation Front, モロイスラム解放戦線)との武力紛争を終結する和平プロセスが大きく前進した。


  • 「デーオバンド派」とは何か-南アジアのイスラーム過激派?

    2018.07.03

    拓 徹アジアのイスラーム
    「デーオバンド派」とは何か-南アジアのイスラーム過激派?

    「デーオバンド派」とは何か-南アジアのイスラーム過激派? 拓 徹 (京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・客員准教授/ 人間文化研究機構総合人間文化研究推進


  • 反政府武装勢力の協力者なのか政府の人間なのか マクター・シーカチと「容疑者」になること

    2018.06.20

    ガームポンタイ深南部
    反政府武装勢力の協力者なのか政府の人間なのか マクター・シーカチと「容疑者」になること

    この記事は、タイ深南部の紛争地域で、タイ政府側からも、武装勢力側からも、村人からも容疑者として扱われ、苦しい立場に追いやられた一人の若者の経験を、現地若手ジャーナリストが取材したものである。


  • タイ深南部紛争地帯における治安事件の容疑者の暮らし

    2018.06.20

    ノイ・タムサティエンタイ深南部
    タイ深南部紛争地帯における治安事件の容疑者の暮らし

    タイ深南部の紛争地域では、多くの若者が容疑者として服役し、刑期が終わって家に戻っても普段の生活に戻れず苦しい状況に追い込まれている。この記事は、そうした彼らが直面している問題の一部について現地インタビューをもとに紹介している。