新着記事NEW ARTICLES

  • コロンビアにおける和平プロセス:その背景と課題

    2017.01.29

    幡谷則子 平和構築全般
    コロンビアにおける和平プロセス:その背景と課題

    2016年、南米コロンビアでは長年の左翼ゲリラ、「コロンビア革命軍-人民軍(FARC-EP)」(以下FARC)と政府の間での和平プロセスに大きな動きがあった。コロンビアでは過去60年以上、FARCに限らず、多様な左翼ゲリラ組織、そしてそれに対抗する非合法軍事組織である右派の傭兵集団あるいは準軍事組織であるパラミリタリー、そして傭兵も擁する麻薬犯罪組織や組織犯罪集団などが形成されてきた。


  • 2016年フィリピン総選挙と南部の和平プロセスのゆくえ

    2016.12.16

    石井 正子 フィリピン南部
    2016年フィリピン総選挙と南部の和平プロセスのゆくえ

    2016年2月3日、第16回フィリピン議会は、バンサモロ基本法案の成立を見ずして閉会した。2012年10月15日、フィリピン政府とモロイスラム解放戦線(Moro Islamic Liberation Front:MILF)は、最終和平合意へのロードマップを記した枠組合意(Framework Agreement on the Bangsamoro)に署名した。


  • チッタゴン丘陵における紛争の経緯

    2016.12.07

    日下部 尚徳 バングラデシュ
    チッタゴン丘陵における紛争の経緯

    日下部 尚徳 (東京外国語大学特任講師) ○チッタゴン丘陵における紛争の経緯 バングラデシュ南東部に位置するチッタゴン丘陵(Chittagong Hill Tracts:CHT)は、国土の約10%を占めるバングラデシ


  • 平和構築における軍事力の役割と問題点 ―旧ユーゴスラヴィアの事例から

    2016.02.14

    中内 政貴 平和構築全般
    平和構築における軍事力の役割と問題点 ―旧ユーゴスラヴィアの事例から

    中内 政貴 (Masataka NAKAUCHI) 大阪大学大学院国際公共政策研究科 特任准教授  問題の背景 冷戦後に盛んに取り組まれるようになった平和構築(peace-building)においては、当初は経済・社


  • フィリピン南部の和平プロセス―課題と展望

    2016.01.13

    アブドゥラ・カムリアン フィリピン南部
    フィリピン南部の和平プロセス―課題と展望

    アブドゥラ・カムリアン氏 私の発表は、元モロ反乱兵士として若いフィリピン人ムスリム(Muslim Filipinos)の組織化を手助けした私の個人的な経験をお話しすることにもなります。1960年代後半に、政


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