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  • 21世紀ピンロン連邦和平会議の現状と今後の展望

    2018.03.26

    石川 和雅 ミャンマー
    21世紀ピンロン連邦和平会議の現状と今後の展望

  • マラウィ市街戦:復興と「歴史的不正義」のゆくえ

    2018.03.26

    石井 正子 フィリピン南部
    マラウィ市街戦:復興と「歴史的不正義」のゆくえ

    2017年10月23日、フィリピンのロレンサナ国防長官は、ミンダナオ島・マラウィ市で展開された「マウテ・グループ」との戦闘の終息宣言を発表した。「マウテ・グループ」とは、マウテ家のオマルとアブドゥッラーという兄弟が中心であったためそう呼ばれているが、本人たちは「イスラム国(IS)」と名乗っていた[1]。


  • バングラデシュ、チッタゴン丘陵の最近の政治動向

    2018.03.20

    下澤 嶽 バングラデシュ
    バングラデシュ、チッタゴン丘陵の最近の政治動向

     チッタゴン丘陵は、バングラデシュ南東部に位置するなだらかな丘陵地帯である。古くから、モンゴロイド系の民族がここで焼畑農業を営み暮らしてきた。現在11の民族、約60万人がここで暮らしている。宗教は仏教徒が一番多いが、ヒンドゥ教徒、キリスト教徒もいる。


  • 西サハラ:「行き詰まり」の構図と打開への展望

    2018.02.22

    平和構築全般
    西サハラ:「行き詰まり」の構図と打開への展望

    1975年にスペインからの独立過程にあった西サハラを隣国モロッコが侵攻し、以来占領し続けている問題で、国連はモロッコ政府と西サハラの独立運動組織ポリサリオ戦線(以下ポリサリオ)と協議を続けてきた。1991年には、国連安保理が、両者の停戦合意を受け、当時のアフリカ統一機構(OAU)と協力して西サハラで住民投票を実施することを決定し、国連西サハラ住民投票派遣団(MINURSO)を組織した。これで紛争は解決するかに思われた。


  • 連邦制による紛争解決の取り組みとその課題:ボスニア・デイトン体制を事例に

    2018.02.14

    田中 聡 平和構築全般
    連邦制による紛争解決の取り組みとその課題:ボスニア・デイトン体制を事例に

    分離主義(secessionism)-ある集団が既存の国家から分離し、新たな国家の樹立を図る動き-は、近年、国際社会が直面する重要な問題の一つである。現在の国際社会は、理念上は「国民国家」から構成されるが、実際はほぼ全ての国家が複数の民族から成っており、中には、激しい民族間の対立から一つの国家の形成には至っていない国も数多く存在する。1990年代以降、冷戦の終結に伴い民族的少数派による分離主義が多発する中、世界各地において熾烈な紛争が引き起こされた。


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