ABOUT SPF
会長のごあいさつ



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 2006年は、笹川平和財団(SPF)にとって節目の年となりました。皆さまのご支援とご指導を得て、財団設立20周年を迎えることができたのです。この誌面を借りて、厚くお礼申し上げます。
 SPFは1986年、日本各地で「国際化」への熱が高まり、国際交流活動が活発化するなか、国際問題に特化した活動を行うユニークな財団として設立されました。それから20年の間に、私たちは設立当初には想像もできなかった歴史的転換を目の当たりにすることになりました。冷戦構造が崩壊し、多極化した世界はいま、グローバリゼーションの大きなうねりのなかで、地域・民族紛争の多発、南北・南南格差、情報通信技術の発達と格差拡大、貧困と疾病など、数多くの課題に直面しています。
 そのような激動の状況にあって、SPFは常に時代の要請に応じた活動を行うことを志し、私たちが果たしうる役割を考え、財団が志向する方向性を「中期事業ガイドライン」として提示してきました。このたび、多くの国内外の識者の方々から助言をいただき、「第4期中期事業ガイドライン(2007−2012)」が完成いたしました。「多元化する国際社会の安定と共存に向けて」を基本テーマに、これからもSPFは、民間非営利組織である柔軟性を活かし、中立的立場で、広範な問題領域にわたって活発な議論の場を提供し、国家、国家間組織、市場、市民社会など多様なアクターの間で、異なる思想や行動様式が共存する方法を考えるための知的作業を行っていきたいと考えています。
 皆さまの引き続きのご支援と、お知恵を拝借させていただきたく、お願い申し上げます。

2007年7月
田淵 節也




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