出版物

一覧にもどる

書籍

2006年発行:国境を越える歴史認識--日中対話の試み

カテゴリー区分 書籍
発行 2006.05
著者/編者 劉傑・三谷博・楊大慶編
東京大学出版会
備考 ISBN978-4-13-023053-7

国境を越える歴史認識--日中対話の試み

30代から40代の比較的若い歴史家が中心となり、日中近現代史における代表的な争点を双方の観点から解説した書。テーマには、義和団事件、二十一ヵ条要求、「田中上奏文」、「満州国」、南京での残虐行為、汪兆銘政権、歴史教科書、靖国神社、戦争賠償と戦後補償問題などが取りあげられています。本書は中国語版も同時に刊行しました。

本書は2001~2005年度に実施した自主事業「日中若手歴史研究者会議」(208226238248255)の事業成果物です。
目次

はしがき
第Ⅰ部 歴史の事実と歴史認識
1章 日中関係史の語り方―19世紀後半
2章 関係緊密化と対立の原型―日清戦争後から二十一カ条要求まで
3章 「反日」・「反中」循環のなかの日中外交―満州事変前夜
4章 「田中上奏文」をめぐる論争―実存説と偽造説の間
5章 満州国史の争点―同時代と後世の視角
6章 南京アストロシティズ―建設的な対話は可能なのか
7章 汪兆銘と「南京国民政府」―協力と抵抗の間
第Ⅱ部 和解のための歴史認識を求めて
8章 日本の歴史教科書の制度と論争構図
9章 歴史教科書にみる日中の相互認識
10章 台湾の日本時代をめぐる歴史認識
11章 戦後日本の政治と慰霊
12章 戦争賠償問題から戦後補償問題へ
13章 歴史対話と史料研究
あとがき
人物索引
事項索引
執筆者紹介

ページトップ