事業紹介

2011年
事業

中東イスラム政治変動への対応

事業実施者 笹川平和財団 年数 1年継続事業の1年目(1/1)
形態 自主助成委託その他 事業費 9,886,758円
事業概要
本事業は、中東イスラム地域における政治動向と周辺国に与える影響を把握するために、国内外の中東イスラム専門家から構成される研究会やセミナーを定期的に開催し、中東イスラム基金の中長期的な活動方針を再検討することを目的とする。
実施計画
本事業は、単年度事業として、以下の活動を実施する。
中東イスラム専門家委員会開催(委員会8回) 
  • 中東イスラム諸国に関する専門家委員会を定期的に開催し、安全保障を含む同地域での情勢・動向および将来の動向に関して専門家間での議論を深める。議論の成果は、中東イスラム基金の中長期的な事業方針を検討する際に活用する。
  • 中東専門家招へい(4名)
    専門家委員会での議論を深め、将来的な事業運営の方向性を検討するために、中東イスラム専門家を欧米(米国・英国・ロシア)などから招へいする。招へい者は専門家委員会に出席し、議論を深めることに協力するほか、一般向けに中東イスラム地域の理解促進を目的とした講演会を行う。講演内容はYouTubeなどを通じて動画で配信する。
事業成果
本年度は、世界的な視点から中東情勢を語ることができる専門家をロシア、英国、シンガポール、UAEから招いて、中東情勢に関するセミナーを開催しました。また、中東情勢に関心のある人々向けにYouTubeを利用して動画による配信を行いました。講演会開催や動画による発信を通じて、日本における対中東理解の促進と強化を図りました。

(左より)ロシア科学アカデミー中東専門家ウラディミル・バラノフスキー氏、アレキサンダー・シュミリン氏

(左より)ロシア科学アカデミー中東専門家ウラディミル・バラノフスキー氏、アレキサンダー・シュミリン氏


【左】アルアラビーヤ衛星放送ジャーナリスト
ナージー・アルハラーズィー氏(報道局シニア・レポーター)、アントワン・アウン氏 (報道部長兼編集委員)
【中央】英国人中東専門家
ロリー・ミラー氏 (キングス・カレッジ教授)、クライヴ・ジョーンズ氏 (リーズ大学教授)
【右】シンガポール中東専門家
ファリッシュ・ヌール氏 (ナンヤン理工大学国際関係学院上級研究員)、ザイヌル・アビディン・ラシード氏 (前上級国務大臣:外務担当)、 ジェームズ・ドーシー氏 (ナンヤン理工大学国際関係学院上級研究員)

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