事業内容
中国農村経済の構造的変化の推移をデータ面から追跡する調査です。国務院発展研究センター農村研究部との密接な協力のもとに、日中両国の研究者が3年間にわたって実施した大規模で系統的な実態調査に基づき、広い視点から考察した研究報告書を完成することが目的です。
また、将来的には、中国の農村・農業政策に資するとともに、日本の対中国農業援助政策に助言を与えることもめざしています。
この事業を通じて、改革後の中国における農村変化の実情を把握し、また貴重なデータを収集することができました。その調査結果は、中国農業部主催の国際会議において、本事業の実施者である中国農村研究会から報告されました。その後、中国国務院に対して農村開発に関する率直な政策提言を行うべく最終調整が行われています。
この研究調査活動を通じて、日中双方の研究者が共通のテーマで自由に議論し、理解を深めることができたことも、研究成果とともに高く評価されます。
| 事業実施者 |
東京大学経済学部中国農村研究会
|
年数 |
3年継続事業の3年目（3/3） |
| 形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
5,000,000円 |
