事業紹介

1994年
事業

074 日本語教師中国派遣

事業内容
いま中国では、日本語学習熱が盛り上がっています。質の高い日本語教師を派遣してこのニーズに応え、日本語教育の推進と日中友好に寄与することが、この事業の目的です。

具体的には、もと教師を中心としたボランティアを日本語教師として再教育し、中国各地の大学や日本語教育機関に1年間派遣します。
94年度は、自費渡航者を含めて総勢58名の日本語教師を派遣しました。ちなみに、本事業によるこれまでの派遣教師総数は延べ256名にものぼります。もと教師のベテランを再教育して送り込むというかたちをとっているため、派遭教師による教育指導内容は充実しており、中国側もたいへん満足しています。加えて、派遣教師のための現地交流会(北京)を開催しているため、派遣教師相互の経験・教育ノウハウの交流が行われ、これがまた教育指導内容のいっそうの向上につながっています。この現地交流会から生まれた意見・提言は、「中国高等教育機関における日本語教育の改善資料」として中国教育関係部門に提起され、中国側における日本語教育の質的向上に役立っています。

派遣教師のなかに自費渡航者が存在することからもわかるように、この活動を自らの「生きがい」として楽しんでおり、シルバーボランティア活性化の海外成功例としても、この事業は高く評価されています。
なお、本事業は当財団の助成事業としては最終年度になりますが、他財団による継続が予定されています。

事業実施者 (財)日中技能者交流センター 年数 5年継続事業の5年目(5/5)
形態 自主助成委託その他 事業費 9,953,376円
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中国で日本語学習熱が高まったことを受け、熟年のボランティア志願者を日本語教師として、中国各地に派遣する事業。1990年に開始され、毎年中国の30前後の大学に30~40人を派遣しました。1994年には35の大学に57人を派遣しました。

→中国語でのご紹介

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