事業内容
中国では、日本語のできる安全保障分野の人材が不足しており、その育成が急務となっています。本事業は、この分野の上級通訳として対日政策への貢献が期待される、日本問題の専門家の養成を目的としています。そのために、中国の若手実務経験者を対象に、日本の大学での1年間の研修を支援しています。
本年度も、実務経験をもつ30歳前後の対外交流担当者2人を日本に招き、次のような研修を行いました。
①日本語研修(慶應義塾大学留学生別科上級コース)、②国際関係学研修(慶應義塾大学、平和安全保障研究所などにおいて、授業と個別指導を行いました。さらに2002年9月からは、これまでに帰国した研修生が北京大学国際関係学院の修士課程社会人コースで正規の授
業を履修し始めました)、③国内視察(沖縄、北海道などの地方視察研修を行いました)、④研修終了後、日本での研修の成果をもとに、日中の安全保障問題に関する8000字以上のレポートを提出しました。
事業実施者 |
笹川平和財団
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年数 |
5年継続事業の4年目(4/5) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
6,354,502円 |